2021年7月25日日曜日

21年 ゴールドスターvsセネタース 11回戦

9月6日 (金) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 1 0 0 0 4 0 0 5 ゴ軍 29勝41敗1分 0.414 内藤幸三 石田光彦 
0 0 0 0 1 0 0 0 1 2 セ軍 30勝41敗 0.423 一言多十

勝利投手 石田光彦 12勝15敗 
敗戦投手 一言多十   6勝12敗

二塁打 (セ)横沢、熊耳
三塁打 (ゴ)石田

勝利打点 (ゴ)田中宣顕 3

猛打賞 (セ)熊耳武彦(4安打)7


石田光彦最後の勝利

 後楽園の第2試合は内藤幸三と一言多十の先発で午後3時12分、島球審の右手が上がりプレイボール。

 ゴ軍は初回、一死後田中宣顕がレフト線にヒット、酒沢はストレートの四球で一死一二塁、坪内の投ゴロの間に二者進塁して二死二三塁、しかし内藤は一ゴロに倒れて無得点。

 セ軍は1回裏、先頭の横沢七郎がいきなり左中間に二塁打、しかし鈴木清一は一邪飛、飯島は三振、大下も三邪飛に倒れて無得点。

 ゴ軍は2回表、一死後大友が四球で出塁、辻功が死球を受け、ワイルドピッチで一死二三塁、坂本勲の遊ゴロで三走大友がホームに突っ込むがショート鈴木のバックホームにタッチアウト、トップに返り中村信一も中飛に倒れて無得点。

 セ軍は2回裏、先頭の一言が中前打、熊耳のライト線二塁打で無死二三塁、しかし野村清は二飛、長持は浅い中飛、清水喜一郎は二ゴロに倒れて無得点。

 両軍チャンスを生かせない中、ゴ軍は3回表、二死後坪内が死球を受けて出塁、ここで坪内がディレードスチールを仕掛け、キャッチャー熊耳がファースト飯島に送球するが悪送球、この間に坪内が一気にホームに還って1点を先制する。坪内には1盗塁が記録されている。

 ゴ軍は3回から先発の内藤を下げて石田光彦をリリーフのマウンドに上げる。

 セ軍は5回裏、一死後清水が中前打で出塁、トップに返り横沢の二ゴロの間に清水は二進、鈴木の右前タイムリーで1-1の同点に追い付く。

 ゴ軍は7回表、一死後坂本が四球を選んで出塁、トップに返り中村の左前打で坂本が三塁に走り一死一三塁、田中の二ゴロをセカンド清水が二塁に送球するがショート鈴木が後逸、この間に三走坂本がホームに還って2-1と勝ち越し、一死一二塁から酒沢の一ゴロの間に二者進塁、坪内が四球を選んで二死満塁、ここで石田が中越えに走者一掃の三塁打を放ち5-1とする。

 セ軍は9回裏、一死後清水が三塁線にヒット、トップに返り横沢は四球で一死一二塁、鈴木の右前タイムリーで2-5として一死一三塁、しかし石田は最後の力をふり絞って好調飯島を三振に打ち取り、スリーストライク目に鈴木が二盗を決めて二死二三塁、石田は大下との勝負を選択、ワンボールから3球ストライクを続けて連続三振で締める。

 石田光彦は7イニングを8安打2四球6三振、12勝目をあげる。昨日パ軍戦に続いて3回から内藤をリリーフしての勝利となった。勝負を決める満塁走者一掃タイムリー二塁打が圧巻であった。

 この試合が怪腕石田光彦にとってプロでの最後の勝利となったのである。

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