8月5日 (月) 札幌円山
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計0 0 4 0 0 0 0 0 0 4 巨人 33勝24敗1分 0.579 多田文久三
0 2 0 1 0 0 0 2 X 5 セ軍 24勝33敗 0.421 白木義一郎
勝利投手 白木義一郎 12勝10敗
敗戦投手 多田文久三 1勝1敗
敗戦投手 多田文久三 1勝1敗
二塁打 (巨)黒沢、川上 (セ)飯島
三塁打 (巨)林
勝利打点 なし
巨人、3位転落
札幌円山の第1試合は多田文久三と白木義一郎の先発で午後2時丁度、桝主審の右手が上がりプレイボール。
巨人は藤本英雄が監督を降ろされてから登板を拒否しており、主軸の近藤貞雄が不振。ということで多田をキャッチャーからピッチャーにコンバートしてこの日が初先発となった。7月29日のテスト登板ではリリーフで3イニングを無失点に抑えて勝利投手となっている。このところ谷口記念治を試合途中からキャッチャーに起用して試運転してきたがこの日は先発マスク。
セ軍は2回裏、一死後長持栄吉が四球で出塁、熊耳武彦の中前打で長持は三塁に進み、送球の間に打者走者の熊耳も二塁を陥れて一死二三塁、このチャンスに八番清水喜一郎がセンター右に2点タイムリーを放ち2-0とリードする。
巨人は3回表、二死後黒沢俊夫がレフトに二塁打、川上哲治が左中間にタイムリー二塁打を放ち1-2、中島治康はストレートの四球で二死一二塁、多田の一塁線タイムリーで2-2の同点、中島は三塁に進み、ファースト飯島の送球ミスの間に中島も還って3-2と逆転、林清一が右中間にタイムリー三塁打を放ち4-2とする。
セ軍は4回裏、白木、長持が連続四球、一死後清水の右前打で満塁、鈴木清一が押出し四球を選んで3-4と追い上げる。
セ軍は8回裏、一死後長持がレフト線にヒット、熊耳は右飛に倒れるが、ライト中島型の返球が悪送球となる間に長持は二塁に進み、清水はストレートの四球で二死一二塁、鈴木がレフト線に同点タイムリーを放ち4-4、二死一二塁からトップに返り一言多十の三ゴロをサード宮下信明が一塁に悪送球、この間に二走清水が生還して5-4と逆転する。
3回まで7安打を打たれた白木義一郎は4回以降を谷口の内野安打1本に抑え、8安打2四球2三振の完投で12勝目をマークする。
セ軍は八番清水喜一郎と九番鈴木清一が2打点ずつを記録する活躍で巨人に逆転勝ちした。
この結果、札幌で3連敗の巨人はグレートリングに抜かれて3位に転落したのである。
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