2020年10月1日木曜日

21年 中部日本vsゴールドスター 9回戦

 

8月4日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 1 0 0 1 1 0 0 4 中部 22勝28敗2分 0.440 森井茂
2 0 0 0 0 0 0 0 0 2 ゴ軍 19勝32敗1分 0.373 江田孝 内藤幸三

勝利投手 森井茂 9勝9敗
敗戦投手 江田孝 1勝4敗

二塁打 (中)杉浦、小鶴 (ゴ)坂本、酒沢
三塁打 (中)三村

勝利打点 (中)岩本章 1


岩本章、決勝犠飛含む2犠飛

 第15節4日目、16,098人の観客を集めた西宮の第1試合は森井茂と江田孝の先発で午後1時6分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。西宮球場には7月7日の21,567人に次ぐ今季2番目の観客が押し寄せた。

 ゴ軍は初回、先頭の中村信一が右前打で出塁、酒沢政夫も右前打で続いて無死一二塁、坪内道則がセオリーどおり三前に送りバントを決めて一死二三塁、田中宣顕が左前に先制の2点タイムリーを放ち2-0とリードする。

 中部は2回表、先頭の加藤正二が右前打で出塁、大沢清も得意の右打ちを見せて右前打、無死一二塁から藤原鉄之助が一前に送りバントを決めて一死二三塁、岩本章が右犠飛を打ち上げて1-2とする。

 中部は3回表、先頭の三村勲が三前にセーフティバントを決めて出塁すると二盗に成功、キャッチャー辻功の悪送球が加わって無死三塁、古川清蔵が中犠飛を打ち上げて2-2の同点とする。

 中部は6回表、先頭の加藤が四球で出塁、大沢の二塁内野安打で加藤が三塁に進んで無死一三塁、続く藤原のカウントがツーボールノーストライクの時に江田孝が一塁牽制、大沢が一二塁間に挟まれてタッチアウト、三走加藤は動かず一死三塁、この場面でゴ軍は江田から内藤幸三のスイッチ、藤原が四球を選んで一死一三塁、岩本がこの日2本目の右犠飛を打ち上げて3-2と勝ち越す。

 中部は7回表、先頭の三村が右越えに三塁打、トップに返り古川の中飛で三走岩本は動けず一死三塁、続く杉浦清の記録は投ゴロ、ピッチャー内藤の本塁送球が悪送球となって4-2、ここは杉浦が打って出ての投ゴロとは考えにくく、スクイズだったのではないか。杉浦に犠打は記録されていないので、内藤のバックホームはタイミングはアウトであったが悪送球となったようだ。

 森井茂は2回以降を2失点で切り抜け、10安打無四球2三振の完投で9勝目をマークする。

 岩本章が決勝犠飛を含む2本の犠飛を記録、古川清蔵も1犠飛であった。7回の無死三塁からの古川の中飛で岩本がタッチアップから生還していたら、空前絶後の1試合2人が2本の犠飛を記録するところであった。


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