2020年10月23日金曜日

21年 阪急vs中部日本 11回戦

8月8日 (木) 西宮 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 2 6 4 2 0 0 0 14 阪急 35勝28敗 0.556 笠松実
2 0 0 0 0 1 1 2 0  6  中部 22勝30敗2分 0.423 松尾幸造 西沢道夫

勝利投手 笠松実     8勝8敗
敗戦投手 松尾幸造 1勝8敗

二塁打 (急)笠松、大平 (中)西沢、小鶴、古川
三塁打 (急)上田

勝利打点 (急)坂田清春 2

猛打賞 (急)山田伝(4安打)6、笠松実(4安打)1


笠松デー

 第16節初日の第2試合は笠松実と松尾幸造の両ベテランの先発で午後3時3分、金政球審の右手が上がりプレイボール。

 中部は初回、先頭の古川清蔵が中前打、これをセンター山田伝が後逸して古川は一気に三塁に進み、杉浦清監督の三塁内野安打で古川は三塁ストップして無死一三塁、小鶴誠の中犠飛で1点を先制、加藤正二の中前打で杉浦は三塁に進んで一死一三塁、大沢清は三振に倒れて二死一三塁、ここで三走杉浦が単独ホームスチールを決めて2-0とする。

 阪急は3回表、二死後九番笠松が中前打で出塁、トップに返り上田藤夫は四球を選んで二死一二塁、山田の右前タイムリーで1-2、上田は三塁に進み、山田が二盗を決めて二死二三塁、青田昇の左前タイムリーで2-2の同点に追い付く、二走山田も三塁ベースを蹴ってホームを狙うがレフト岩本章からのバックホームにタッチアウトで同点止まり。

 阪急は4回表、先頭の野口二郎の当りは三ゴロ、これをサード小鶴がエラー、続く野口明のニゴロもセカンド三村勲がエラーして無死一二塁、坂井豊司の左前打で無死満塁、坂田清春が右前に2点タイムリーを放ち4-2と勝ち越し、一走坂井は三塁に進み、送球の間に打者走者の坂田も二塁に進んで無死二三塁、荒木茂の左犠飛で5-2、二走坂田もタッチアップから三塁に進んで一死三塁、笠松の中前タイムリーで6-2、トップに返り上田が右中間にタイムリー三塁打を放ち7-2、続く山田がカウントツーボールツーストライクから2球ファウルを続けたところで中部ベンチは先発の松尾から西沢道夫にスイッチ、その初球を山田が左前にタイムリーしてこの回一挙6点、8-2とする。

 阪急は5回表、一死後坂井が左前打、坂田も右前打で続いて一死一二塁、荒木の三ゴロをサード小鶴がエラーする間に二走坂井が還って9-2、笠松がレフトにタイムリー二塁打を放ち10-2、トップに返り上田が四球を選んで一死満塁、山田の左前タイムリーで11-2、青田の左犠飛でこの回4点、12-2とする。

 阪急は6回表、先頭の野口明に代わる代打森田定雄が四球で出塁、坂井も四球を選んで一二塁、二死後笠松が右前に3打席連続タイムリーを放ち13-2、トップに返り上田も右前にタイムリーを放ち14-2とする。

 中部は6回裏、一死後大沢が得意の右前打で出塁、藤原鉄之助も右前打を放って一二塁、二死後西沢のタイムリー二塁打で3-14と反撃開始。

 中部は7回裏、一死後6回の守備から杉浦監督に代わってショートに入っている金山次郎が中前打、小鶴が中越えにタイムリー二塁打を放ち4-14とする。

 中部は8回裏、二死後西沢が左前打で出塁、7回の守備から三村に代わってセカンドに入っている山本尚敏が四球を選んで一二塁、トップに返り古川が右中間にタイムリー二塁打を放ち5-14、金山が二遊間にタイムリーを放ち6-14とするが反撃もここまで。

 笠松実は14安打を許しながら2四球5安打で完投、8勝目をあげる。打っては5打数4安打3得点3打点で3打席連続タイムリーを放つ活躍。本日は笠松デーであった。


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