2020年10月27日火曜日

21年 阪急vsグレートリング 8回戦

8月9日 (金) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪急 35勝29敗 0.547 天保義夫 今西錬太郎 
0 0 0 4 0 1 0 1 X 6 グ軍 34勝22敗 0.607 丸山二三雄

勝利投手 丸山二三雄 12勝9敗
敗戦投手 天保義夫    10勝6敗

二塁打 (急)上田、青田 (グ)岡村、丸山
三塁打 (グ)田川

勝利打点 (グ)堀井数男 6


岡村俊昭、2試合連続3打点の活躍

 第16節2日目の第1試合は天保義夫と丸山二三雄の先発で午後1時5分、国友球審の右手が上がりプレイボール。

 阪急は初回、先頭の上田の当りは右中間を破り、上田は二塁ベースを蹴って三塁を狙うがライト岡村からの送球を中継したセカンド安井の三塁送球でタッチアウト、山田伝が一二塁間に内野安打、青田のニゴロで山田が二封されて二死一塁、ここでファースト山本一人監督の「隠し球」に青田が引っ掛かりタッチアウト。山本が白球を握っていたのは青田のニゴロが「4-6-3」と転送されたが一塁セーフとなったからでしょう。5月23日にパシフィック辻井弘の「隠し球」にグ軍の筒井敬三が引っ掛かって以来、戦後2度目の「隠し球」であった。

 グ軍は1回裏、二死後田川が右前打で出塁、山本が四球を選んで二死一二塁、ここでダブルスチールを決めて二死二三塁、しかし堀井は投ゴロに倒れて無得点。

 阪急は2回表、先頭の野口明がストレートの四球で出塁するが、坂井の投ゴロが「1-6-3」と渡ってダブルプレー。

 阪急は3回表、先頭の荒木茂が四球で出塁、大平茂の左前打で無死一二塁、続く天保はスリーボールツーストライクから三振、この時一走荒木が離塁しておりキャッチャー木村勉は一塁に送球、二走荒木が三塁に向かうとファースト山本がサード河西に送球して荒木はタッチアウトとなり記録は併殺、この間に大平は二塁に進んで二死二塁、トップに返り上田の三遊間のゴロが大平に当たって守備妨害でスリーアウトチェンジ。

 グ軍は4回裏、先頭の田川が中越えに三塁打、山本の中飛は浅い当りで田川は動かず、堀井が中前に先制タイムリーを放ち1-0、岡村の左中間タイムリー二塁打で2-0、木村も中前にタイムリーを放ち3-0、バックホームの間に打者走者の木村は二塁に進み、丸山が中越えにタイムリー二塁打を放ちこの回4点、4-0とリードする。

 グ軍は6回裏、先頭の山本が四球で出塁、堀井の右前打で無死一三塁、岡村のニゴロの間に三走山本が還って5-0とする。

 阪急は7回から先発の天保に代えて今西錬太郎をマウンドに送る。

 グ軍は8回裏、先頭の田川の遊ゴロをショート上田がエラー、山本が送って一死二塁、堀井の遊飛を上田が落球、一死一二塁からダブルスチールを敢行するが田川はキャッチャー日比野からの送球に刺されて盗塁失敗、堀井は当然二塁に残って二死二塁、岡村の二遊間タイムリーで堀井が還って6-0とする。

 丸山二三雄は得意のカーブが冴えて6安打5四球4三振で今季3度目の完封、12勝目をマークする。好調阪急打線を抑える好投であった。

 阪急は今季10回目の完封負けでゴ軍と並んで6球団ワースト記録。次はセ軍の6回なのでゴ軍と阪急の10回は他を大きく引き離している。ゴ軍は最下位争いをしているので分かるが、上位争いを繰り広げてきた阪急は打てない時はからっきしダメ。好選手が揃っているが、これといった決め手に欠けるところが原因でしょうか。

 しばらく休んでいて復帰してきた岡村俊昭が2試合連続3打点の活躍。タ軍に4ゲーム差で首位を狙うグ軍の勢いが増してきた。


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