2020年8月14日金曜日

21年 タイガースvsパシフィック 8回戦


7月29日 (月) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8  9 計
2 1 0 1 2 0 X X X 6 タ軍 36勝17敗 0.679 渡辺誠太郎 
0 1 0 0 1 0 X X X 2 パ軍 20勝34敗2分 0.370 湯浅芳彰

勝利投手 渡辺誠太郎 10勝7敗
敗戦投手 湯浅芳彰      2勝11敗

三塁打 (タ)藤村 (パ)松井

勝利打点 (タ)本堂保次 6


藤村冨美男、本盗と三重殺

 雨模様の中で行われた西宮の第2試合は渡辺誠太郎と湯浅芳彰の先発で午後2時50分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。

 タ軍は初回、先頭の金田正泰の当りはニゴロ、これをセカンド喜瀬正顕がエラー、土井垣武の中前打で無死一二塁、藤村冨美男監督の遊ゴロで土井垣は二封されて一死一三塁、藤村が二盗を決めて一死二三塁、本堂保次の遊ゴロの間に三走金田が還って1点を先制、二走藤村は三塁に進み、御園生崇男が四球を選んで二死一三塁、ここでダブルスチールを敢行、藤村の本盗が決まって2-0とする。

 パ軍は1回裏、先頭の富松信彦が四球を選んで出塁、しかし木暮力三の投ゴロが「1-6-3」と渡ってダブルプレー、藤井勇は右飛に倒れてスリーアウトチェンジ。

 タ軍は2回表、先頭の高山泰夫が中前打で出塁、長谷川善三の遊ゴロで高山は二封、この時二塁ベース上で何かアクシデントがあったのか、パ軍はセカンドを喜瀬から松井信勝に交代、呉昌征の遊ゴロをショート白石敏男がエラーして一死一二塁、トップに返り金田の左前打で一死満塁、土井垣の中前タイムリーで3-0とする。

 パ軍は2回裏、先頭の森下重好がピッチャー強襲ヒット、渡辺が一塁に送球するが悪送球となって森下は三塁に進み、中谷順次の遊ゴロで三走森下がホームに突っ込み、ショート長谷川が本塁に送球するがセーフ、野選が記録されて1-3、白石が右前打を放って無死一二塁、続く伊勢川真澄の痛烈なライン寄りの三ゴロをサード藤村が三塁ベースを踏んで二塁に送球、更にセカンド本堂からファースト高山に転送されて三者アウトとなりトリプルプレーが完成する。

 タ軍は4回表、二死後藤村が右中間に三塁打、センター富松からの返球を中継したセカンド松井の三塁送球が悪送球となる間に金田が一気にホームに還って4-1とする。

 タ軍は5回表、先頭の御園生の遊ゴロをショート白石がこの日2個目のエラー、渡辺の三ゴロが「5-4-3」と渡ってダブルプレー、しかし高山が左前打で出塁、長谷川の二飛をセカンド松井が落球して二死一三塁、呉昌征の右前タイムリーで5-1としてなおも二死一三塁、ここで又してもダブルスチールを敢行、三走長谷川が本盗を決めて6-1と突き放す。

 パ軍は5回裏、先頭の伊勢川真澄の当りは遊ゴロ、これをショート長谷川がエラー、松井が中越えに三塁打を放ち2-6とする。

 6回を終わったところで雨脚が強まりコールドゲームが宣告された。6回終了ということで試合時間は52分、渡辺誠太郎と湯浅芳彰が投げ合った7月26日の7回戦は9回完了で55分であった。二人の投げ合いは2試合連続1時間以内で終了した。

 タ軍は2度の重盗成功で藤村冨美男と長谷川善三が本盗を決め、藤村-本堂-高山で三重殺も完成させた。


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