2020年8月24日月曜日

21年 7月 月間MVP


月間MVP

投手部門
 タイガース 渡辺誠太郎 1

 7月の渡辺は7勝0敗でライバルはいない。
 猛打に助けられた面は否めず、完投は2回だけ。野崎泰一のリリーフを仰ぐことが多い。7月26日のパ軍戦では湯浅芳彰と投げ合って55分の最短試合記録を樹立した。
 防御率2.60、WHIP1.44、奪三振率2.00と、過去の受賞者と比較しても個別の成績は悪いが、渡辺を凌ぐ投球成績者も不在であった。

   名前  球団  安  四  三 防御率 WHIP 奪三振率
渡辺誠太郎 (タ) 40 46 18 10 13  7  0  2   1 2.60  1.42    2.00

打撃部門
 タイガース 藤村冨美男 1

 タ軍ダイナマイト打線では、金田正泰が76打数36安打、打率4割7分4厘で最有力候補であった。
 打率が低く三振が多いが月間本塁打5本を記録した大下弘の革命的バッティングは、新しい時代の月間MVPに相応しいとの声も多数あがった。
 当ブログの選出は藤村冨美男である。下記の打撃成績に加えて月間勝利打点5個が高く評価できる。「勝利打点」については、「併殺崩れ」による打点などが含まれる場合があることから「勝負強さ」の指標としての評価が低いというのが一般的であるが、当ブログはスコアカードから全プレーを分析しており、藤村の7月の勝利打点が全て有効打であったことを確認している。7月7日の中部戦で記録した勝利打点は押出し四球によるものであるが、この試合で放った追撃の本塁打が「真の殊勲打」であったことも確認されている。

   名前  球団 打数 安打 得点 打点 本塁打  打率
藤村冨美男 (タ) 71 26 18 21    3 0.366
金田正泰 (タ) 76 36 16 10    0 0.474
土井垣武 (タ) 73 28 22 16    2 0.384
本堂保次 (タ) 74 24 15 20    2 0.324
呉昌征 (タ) 67 26 18 11    1 0.388
山本一人 (グ) 66 20 13 20    0 0.303
河西俊雄 (グ) 66 23 18 5    2 0.348
安井亀和 (グ) 59 19 18 13    0 0.322
大下弘 (セ) 64 16 14 12    5 0.250

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