月間MVP
投手部門
タイガース 渡辺誠太郎 1
7月の渡辺は7勝0敗でライバルはいない。
猛打に助けられた面は否めず、完投は2回だけ。野崎泰一のリリーフを仰ぐことが多い。7月26日のパ軍戦では湯浅芳彰と投げ合って55分の最短試合記録を樹立した。
防御率2.60、WHIP1.44、奪三振率2.00と、過去の受賞者と比較しても個別の成績は悪いが、渡辺を凌ぐ投球成績者も不在であった。
名前 | 球団 | 回 | 安 | 四 | 三 | 自 | 勝 | 負 | 完 | 封 | 防御率 | WHIP | 奪三振率 | ||
渡辺誠太郎 | (タ) | 40 | 46 | 18 | 10 | 13 | 7 | 0 | 2 | 1 | 2.60 | 1.42 | 2.00 |
打撃部門
タイガース 藤村冨美男 1
タ軍ダイナマイト打線では、金田正泰が76打数36安打、打率4割7分4厘で最有力候補であった。
打率が低く三振が多いが月間本塁打5本を記録した大下弘の革命的バッティングは、新しい時代の月間MVPに相応しいとの声も多数あがった。
当ブログの選出は藤村冨美男である。下記の打撃成績に加えて月間勝利打点5個が高く評価できる。「勝利打点」については、「併殺崩れ」による打点などが含まれる場合があることから「勝負強さ」の指標としての評価が低いというのが一般的であるが、当ブログはスコアカードから全プレーを分析しており、藤村の7月の勝利打点が全て有効打であったことを確認している。7月7日の中部戦で記録した勝利打点は押出し四球によるものであるが、この試合で放った追撃の本塁打が「真の殊勲打」であったことも確認されている。
名前 | 球団 | 打数 | 安打 | 得点 | 打点 | 本塁打 | 打率 |
藤村冨美男 | (タ) | 71 | 26 | 18 | 21 | 3 | 0.366 |
金田正泰 | (タ) | 76 | 36 | 16 | 10 | 0 | 0.474 |
土井垣武 | (タ) | 73 | 28 | 22 | 16 | 2 | 0.384 |
本堂保次 | (タ) | 74 | 24 | 15 | 20 | 2 | 0.324 |
呉昌征 | (タ) | 67 | 26 | 18 | 11 | 1 | 0.388 |
山本一人 | (グ) | 66 | 20 | 13 | 20 | 0 | 0.303 |
河西俊雄 | (グ) | 66 | 23 | 18 | 5 | 2 | 0.348 |
安井亀和 | (グ) | 59 | 19 | 18 | 13 | 0 | 0.322 |
大下弘 | (セ) | 64 | 16 | 14 | 12 | 5 | 0.250 |
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