2023年2月5日日曜日

21年 巨人vsタイガース 15回戦

11月1日 (金) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 1 0 0 0 0 2 0 3 巨人 62勝38敗2分 0.620 藤本英雄 
0 0 1 1 2 0 2 0 X 6 タ軍 57勝45敗 0.559 若林忠志

勝利投手 若林忠志   3勝4敗 
敗戦投手 藤本英雄 20勝6敗

二塁打 (巨)山川、川上 (タ)呉昌征、金田2

勝利打点(タ)渡辺誠太郎 3

猛打賞 (巨)呉新亨 8 (タ)金田正泰 18


金田正泰、18度目の猛打賞

 最終節3日目第2試合。グ軍との優勝争いが苦しくなってきた巨人はエース藤本英雄で必勝態勢。タ軍は電撃復帰の若林忠志で応戦し、午後2時43分、池田球審の右手が上がりプレイボール。

 巨人は初回、先頭の呉新亨が中前打で出塁、しかし山川喜作が走者を進めようと右に打った一ゴロをファースト渡辺誠太郎が二塁に送球して呉新亨は二封、千葉茂の遊ゴロで山川も二封、川上哲治の一ゴロをファースト渡辺が若林を制して自らベースを踏んでスリーアウトチェンジ。

 巨人は3回表、一死後呉新亨が左前打で出塁すると二盗に成功、山川の二ゴロをセカンド本堂保次がエラーする間に呉新亨が一気にホームに還り1点を先制、千葉の三ゴロは「5-4-3」と渡ってダブルプレー。

 タ軍は3回裏、二死後呉昌征が左中間に二塁打、続く金田正泰が中前に同点タイムリーを放ち1-1とする。

 タ軍は4回裏、先頭の藤村富美男監督がストレートの四球で出塁、一死後御園生崇男が右前打、ライト林清一が打球の処理にもたつく間に藤村は三塁に進み一死一三塁、渡辺誠太郎が三塁前にスクイズバントを決めて2-1と勝ち越す。御園生も三塁を狙うが、サード山川からの送球を捕球したファースト川上から三塁ベースカバーのショート山田潔に送球されてタッチアウト、「5-3-6C」の併殺が記録されたが、スリーアウト目よりも藤村の生還の方が早かったため得点も認められている。

 タ軍は5回裏、一死後長谷川善三が四球から二盗に成功、金田がライト線にタイムリー二塁打を放ち3-1、本堂もライトにタイムリーを放ち4-1と突き放す。

 タ軍は7回裏、先頭の若林が右前打を放つと二盗に成功、長谷川の三塁内野安打で若林は動けず無死一二塁、トップに返り呉昌征の投前送りバントは二走若林が三封されて失敗、一死一二塁から金田が右中間を抜く2点タイムリー二塁打を放ち6-1とダメ押す。

 巨人は8回表、一死後山川がライト線に二塁打、千葉は四球を選び、川上がレフト線にタイムリー二塁打を放ち2-6、黒沢俊夫の中犠飛で3-6と追い上げるが時すでに遅し。

 タ軍の7回のダメ押し点が効いた。

 若林忠志は7安打3四球2三振の完投で3勝目をマークする。

 金田正泰が4打数3安打4打点の活躍を見せた。

 金田は夏場から首位打者の座をキープしてきたが、第15節終了時点の3割8分9厘をピークに打率は下降曲線をたどり、第26節終了時点ではグ軍の田川豊に1厘差と迫られ、第27節で心境著しい田川が週間MVPの活躍を見せて首位打者の座につき金田は7厘差の二位に落ち、昨日の4タコで1分差に広がり首位打者は絶望の感があったがこの日の猛打賞で6厘差まで盛り返した。

 固め打ちを得意とする金田は今季18度目の猛打賞。二位の山本一人14度に4つの差を付けてこちらは首位を独走している。

 グ軍は残り2試合、タ軍は残り3試合。田川と金田の首位打者争いからも目が離せなくなってきた。

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