0 4 0 1 1 1 6 0 0 13 巨人 64勝38敗2分 0.627 藤本英雄
0 0 0 0 0 3 0 2 1 6 グ軍 65勝37敗2分 0.637 丸山二三男 長谷川治 松川博爾
敗戦投手 丸山二三男 25勝15敗
二塁打 (巨)藤本、川上2、山川、多田 (グ)宮崎、安井
三塁打 (巨)千葉 (グ)河西
本塁打 (巨)多田文久三 3号 (グ)山本一人 4号
勝利打点(巨)藤本英雄 2
猛打賞 (巨)呉新亨 9、千葉茂 7
決戦は日曜日
さぁ、決戦の日がやってきた。
史上最多となる34,708人の大観衆が見つめる中、巨人は藤本英雄、グ軍は丸山二三男の先発で午後3時2分、池田球審の右手が上がりプレイボール。
後がない巨人は2回表、先頭の多田文久三が四球を選んで出塁、中島治康の穴を埋め活躍著しい林清一が中前打で続いて無死一二塁、藤本がレフト線に先制のタイムリー二塁打を放ち1-0、山田潔はストレートの四球で無死満塁、トップに返り呉新亨が中前に2点タイムリーを放ち3-0、一走山田は三塁に進んで無死一三塁、山川喜作は三振に倒れて一死一三塁、ここで呉新亨がディレード気味にスタートを切ると丸山はファースト山本一人監督に送球、山本がショート宮崎仁郎に送球すると三走山田がホームに突っ込み、宮崎からの本塁送球にタッチアウト、二死三塁となって千葉茂が中越えにタイムリー三塁打を放ち、この回4点を先制して試合の主導権を握る。
巨人は3回表、先頭の黒沢俊夫が四球で出塁、グ軍ベンチはここで先発の丸山から長谷川治にスイッチ、長谷川が後続を抑える。
巨人は4回表、二死後千葉が四球で出塁、川上哲治の弾丸ライナーがライトを襲うタイムリー二塁打となって5-0とする。
巨人は5回表、二死から山田の当りは遊ゴロ、これをショート宮崎が一塁に悪送球、トップに返り呉新亨は三遊間ヒット、山川のタイムリー二塁打で6-0とする。
巨人は6回表、二死後多田文久三が右中間に二塁打、林のレフト線タイムリーで7-0とする。
巨人は3イニング連続で二死無走者から得点して着々と点差を広げる。
グ軍は6回裏、先頭の宮崎がレフト線に二塁打、トップに返り安井亀和の右前打で無死一三塁、安井は二盗に失敗、河西は四球を選んで一死一三塁、田川豊の遊ゴロ併殺崩れの間に三走宮崎が還って1-7、山本がレフトスタンドにツーランを叩き込んで3-7と反撃する。
巨人は7回表、一死後呉新亨がレフト線にヒット、山川はストレートの四球、千葉のライト線タイムリーで8-3、川上が右中間に2点タイムリー二塁打を放ち10-3、黒沢俊夫が二遊間にヒット、多田がレフトスタンドに止めのスリーランを叩き込んで13-3として試合を決める。
グ軍もただでは諦めず、8回は河西のタイムリー三塁打と山本の内野ゴロで2点、最終回は安井のタイムリー二塁打で1点返すが、決戦は巨人に軍配が上がった。
藤本英雄は7安打5四球2三振の完投で21勝目をマークする。
グ軍は2試合のうち1勝すればいいので、エース別所は最終戦に温存した。
11月5日の最終日は第1試合が巨人vsセネタース戦、第2試合がグ軍vs中部戦で、巨人が勝ってグ軍が負けると同率となり優勝決定戦にもつれ込む。
田川豊は4打数無安打で打率を3割4分2厘に落とし、金田正泰に抜かれて打率二位となった。
首位打者争いも明日の中部vsタ軍戦と最終日のグ軍vs中部戦での両者の結果次第となる。
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