2023年1月30日月曜日

21年 ゴールドスターvs中部日本 15回戦

11月1日 (金) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 1 0 0 0 2 0 0 1 5 ゴ軍 43勝60敗2分 0.417 江田孝
1 0 1 0 0 0 0 0 0 2 中部 40勝60敗3分 0.400 久野勝美 服部受弘

勝利投手 江田孝    9勝16敗 
敗戦投手 久野勝美 7勝8敗

二塁打 (ゴ)酒沢、坂本

勝利打点(ゴ)辻功 4

猛打賞 (中)金山次郎


江田孝が自責点ゼロの完投

 最終節3日目第1試合は江田孝と久野勝美の先発で午後零時37分、国友球審の右手が上がりプレイボール。

 ゴ軍はこの試合が今季最終戦。絶好調の江田孝で有終の美を飾りたいところ。

 ゴ軍は初回、先頭の酒沢政夫がライト線にライナーの二塁打、大友一明の三前バントが内野安打となって無死一三塁、坪内道則監督が左前に先制タイムリーを放ち江田を援護する。

 中部は1回裏、先頭の岩本章がピッチャー強襲ヒット、金山次郎が左前打で続いて無死一二塁、古川清蔵はいい当たりのショートライナー、二走岩本が飛び出しておりショート酒沢が二塁に送球するが悪送球、岩本と金山がベースタッチしてからスタートを切り一死二三塁、江田は小鶴誠を歩かせ杉浦清監督と勝負、しかし杉浦が左犠飛を打ち上げて1-1の同点とする。

 ゴ軍は2回表、一死後辻功が三遊間にヒット、江田は捕邪飛に倒れるが、辻がボークで二進、坂本勲は4球ファウルで粘ってレフト線にタイムリー二塁打を放ち2-1と勝ち越す。

 中部は3回裏、先頭の岩本の当りは遊ゴロ、これをショート酒沢がエラー、岩本が二盗を決め、金山の中前打で無死一三塁、古川の中前タイムリーで2-2の同点に追い付く。続く小鶴は遊飛に倒れ、杉浦の遊ゴロを酒沢が二塁に送球するが野選となってセーフ、三塁に達していた二走金山はホームを狙うが、セカンド大友からの本塁送球にタッチアウト、続く笠石徳五郎も遊ゴロで酒沢が二塁に送球してスリーアウトチェンジ。

 酒沢政夫は3回の守備だけで失策、野選、刺殺、補殺を記録した。

 ゴ軍は6回表、先頭の西沢道夫が中前打で出塁、清原初男の一ゴロをファースト小鶴がエラーして無死一二塁、早川平一がセリー通り三前に送りバントを決めて一死二三塁、このチャンスに辻が中前に2点タイムリーを放ち4-2と勝ち越す。

 中部は7回途中から久野に代わって服部受弘がマウンドに上がる。

 ゴ軍は9回表、先頭の坪内が左前打で出塁、西沢も三塁に内野安打、清原はストレートの四球で無死満塁、早川の右前タイムリーで5-2と突き放す。

 江田孝は7安打6四球無三振、自責点ゼロの完投で9勝目をマークする。

 江田は10月以降、完封が3試合でこの日も自責点ゼロの完投。最多勝白木の投球内容を上回っており、10-11月の月間MVP最有力候補となっている。

 ゴ軍は全試合を終了し、中部が残り2試合に連勝してもゴ軍が勝率で上回るため、7位以上が確定した。

 上位チームに比べて戦力が劣るのは否定できないが、坪内道則監督が個性派軍団をよく引っ張り、西沢、清原の加入により上位チームを苦しめる場面も多々見られた。最終戦は辻功、坂本勲、早川平一の下位打線の活躍が目立ち、最下位争いから脱したのである。

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