2023年2月11日土曜日

21年 タイガースvsパシフィック 14回戦

11月2日 (土) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 0 0 0 7 3 0 11 タ軍 58勝45敗 0.563 野崎泰一 藤村富美男 
2 0 1 0 1 0 0 0 0  4  パ軍 42勝58敗3分 0.420 真田重蔵

勝利投手 藤村富美男 13勝2敗 
敗戦投手 真田重蔵    25勝25敗

二塁打 (パ)辻井
三塁打 (タ)土井垣、呉
本塁打 (タ)土井垣武 3号、本堂保次 6号 (パ)辻井弘 3号

勝利打点(タ)土井垣武 11

猛打賞 (タ)呉昌征 9 (パ)辻井弘 3


パ軍、手痛い外野エラー2つ

 最終節4日目の第1試合は野崎泰一と真田重蔵の先発で午後零時35分、島球審の右手が上がりプレイボール。

 パ軍は初回、先頭の白石敏男が四球を選んで出塁、二死後森下重好も四球で一二塁、辻井弘が右前に先制タイムリー、続く伊勢川真澄も右前にタイムリーを放ち2点を先制する。

 タ軍は2回表、先頭の土井垣武がライトスタンドに第3号ホームランを叩き込んで1-2と追い上げる。

 パ軍は3回裏、一死後藤井勇が四球で出塁、森下の三塁内野安打で藤井が二塁をオーバーランするとサード藤村富美男監督からショート長谷川善三に送球されて藤井はタッチアウト、この間に打者走者の森下は二塁に達し、辻井がライトにタイムリー二塁打を放ち3-1と突き放す。

 タ軍は5回の攻撃で野崎に代打山口政信を起用、5回裏からサードの藤村がリリーフのマウンドに上がる。

 パ軍は5回裏、二死後当たっている辻井がライトスタンドに第3号ホームランを叩き込んで4-1とリードを広げる。今節2本目の本塁打を放った辻井は、三塁打が出れば日本プロ野球史上初のサイクルヒット達成となる。

 3点差を追うタ軍は7回表、一死後渡辺誠太郎の当りはライトへの飛球、これを藤井が落球、長谷川の三ゴロでランナーが入れ替わり、乾国雄の中前打をセンター森下が後逸する間に一走長谷川が一気にホームに還り、打者走者の乾までホームに還って3-4と1点差、トップに返り呉昌征が一塁に内野安打、金田正泰の左中間ヒットで呉が三塁に進んで二死一三塁、本堂保次は四球を選んで二死満塁、藤村も押出し四球で4-4の同点、なおも続く二死満塁で土井垣が右中間に走者一掃の三塁打を放ち7-4と勝ち越し、御園生崇男も中前にタイムリーを放ちこの回7点、8-4と大逆転に成功する。

 勢いに乗るタ軍は8回表、一死後呉昌征が右超えに三塁打、金田の代打に起用された武智修が中前にタイムリーを放ち9-4、本堂がレフトスタンドにダメ押しのツーランを叩き込んで11-4とする。

 藤村富美男は7回以降を無安打に抑え、13勝目をマークする。

 パ軍は勝ちムードであったが、7回に飛び出した2つの外野エラーで星を落とした。

 逆転の首位打者を狙う金田正泰は4打数2安打で打率を2厘上げ、田川豊に4厘差と迫った。

 第2打席と第4打席でヒットを放った金田に第5打席で代打武智が起用された。首位打者の座を奪還するには1本でも多くヒットが欲しいところであるが、藤村は金田に首位打者を取らせたくなかったのか、疑問が残る采配である。怪我があったのであれば問題ないが。

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