2020年7月17日金曜日

21年 タイガースvs巨人 7回戦


7月25日 (木) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 0 2 7 2 2 0 0 15 タ軍 32勝17敗 0.653 渡辺誠太郎 藤村冨美男 野崎泰一 
1 0 1 0 0 0 0 0 0  2  巨人 31勝19敗1分 0.620 近藤貞雄 中尾輝三 千葉茂

勝利投手 渡辺誠太郎 8勝7敗
敗戦投手 近藤貞雄  13勝6敗
セーブ    野崎泰一  4

二塁打 (タ)藤村2、本堂、土井垣 (巨)宮下、千葉
三塁打 (タ)金田2

勝利打点 (タ)藤村冨美男 4

猛打賞 (タ)金田正泰(4安打)10、本堂保次(5安打)5、藤村冨美男 6、御園生崇男 3


タ軍23安打15得点

 西宮の第2試合は渡辺誠太郎と近藤貞雄の先発で午後3時10分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。

 タ軍は初回、先頭の呉昌征が左前打から二盗に成功、キャッチャー多田からの送球が悪送球となって呉は三進、金田の一塁へのタイムリーで1点を先制、土井垣の投ゴロの間に金田は二進、本堂の右前タイムリーで2-0とする。

 巨人は1回裏、一死後山川が左前打で出塁、千葉のニゴロが進塁打となって二死二塁、川上の左前タイムリーで1-2と追い上げる。

 巨人は3回裏、先頭の山川が中前打で出塁、千葉は二飛に倒れるが、川上の右前打で一死一三塁、黒沢の右犠飛で2-2の同点とする。

 ここまでは首位攻防戦らしい接戦が期待されたのだが・・・。

 タ軍は4回表、先頭の土井垣の当りは三ゴロ、これをサード山川がエラー、本堂の左前打で無死一二塁、藤村の右前タイムリーで3-2と勝ち越し、渡辺の右飛で二走本堂がタッチアップから三塁を狙うが、ライト中島からの送球にタッチアウト、二死一塁から長谷川の右前打で一二塁、乾の三ゴロをサード山川がどこにも投げられず記録は「野手選択」であるが、「雑記」欄には「ミスプレーと思われる」と書かれているので実質的には山川のこの回2個目のエラーか、二死満塁となって御園生の三塁へのタイムリーヒットで4-2とする。乾の野選が「ミスプレー」と判断されたため、三走藤村の得点は近藤の自責点とはなっていない。

 タ軍は5回表、先頭の金田が中越えに三塁打、土井垣の右前タイムリーで5-2、本堂の中越打はシングルヒットとなるが土井垣は三塁に進んで無死一三塁、藤村の中越え二塁打で6-2として近藤をKO、代わった中尾輝三から渡辺が右前に2点タイムリーを放ち8-2、長谷川は右飛に倒れてようやくワンナウト、乾はストレートの四球で歩き、御園生の右前打で一死満塁、トップに返り呉昌征の中犠飛で9-2、金田の右越え三塁打で残りの二者も還ってこの回7点、11-2とする。

 巨人は戦意が喪失したのか、6回からセカンドの千葉がマウンドに上がる。千葉茂のプロでの唯一の登板である。

 タ軍は6回表、容赦なく千葉を攻めて先頭の本堂がレフト線に二塁打、藤村もライト線に二塁打を放ち12-2、渡辺の中飛で藤村はタッチアップから三進、長谷川の左前タイムリーで13-2とする。

 タ軍は7回表、一死後金田がこの日4本目のヒットを右前に放って出塁、土井垣のレフト線二塁打で一死二三塁、本堂の中前タイムリーで14-2、藤村の中犠飛で15-2とする。

 タ軍先発の渡辺誠太郎は4回からマウンドを藤村冨美男監督に譲ってファーストに回り、藤村は2回を投げて三番手の野崎泰一が残りの4回を投げた。渡辺は3ニングを6安打無四球1三振2失点、藤村は2イニングを無安打2四球無三振無失点、野崎は4イニングを1安打1四球無三振無失点。

 この試合の勝利投手は渡辺誠太郎に記録された。「雑記」欄には「渡辺に勝利を与えたは例外規則による」と書かれている。現在であれば野崎に勝利投手が記録されるところでしょうが、公式記録では渡辺に勝利投手が記録されているので、野崎には当ブログルールによりセーブが記録された。

 ダイナマイト打線はこれで1,728打数515安打、打率2割9分8厘となり、チーム打率3割乗せが成るか注目されるところとなってきた。

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