10月26日 (月) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 2 名古屋 36勝54敗5分 0.400 石丸進一
1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 朝日 42勝47敗6分 0.472 内藤幸三
勝利投手 石丸進一 15勝17敗
敗戦投手 内藤幸三 4勝8敗
二塁打 (朝)岩田
三塁打 (名)小鶴
勝利打点 なし
猛打賞 (朝)中谷順次 1
石丸進一15勝目
朝日は初回、先頭の坪内道則がレフト線にヒット、続く原秀雄は投ゴロで「1-3」でアウトとなっていますが、スコアカードの記載によると一走坪内は二進していません。打者走者の原秀雄が先にタッチアウトになって坪内が一塁に戻ったか、原が一塁アウトになった後に坪内が戻ったか、恐らくスコアカードの記載ミスでしょう。ということで、一応、一死二塁から実況中継を再開させていただきます。岩田次男のレフト線二塁打で坪内が還って1点を先制する。繰り返しますが、スコアカードには岩田の二塁打で坪内は一塁からホームに還ったと記載されていますが、状況に鑑みると二塁からホームに還ったと考えられます。
この秋目覚ましいピッチングを続けている朝日先発の内藤幸三はこの日も絶妙の投球を見せて名古屋打線を6回まで無安打無得点に抑え込む。5四球を与えているところは相変わらず内藤らしいところではありますが。
名古屋は7回、二死後小鶴誠が左中間に三塁打、本田親喜は四球を選んで二死一三塁、桝嘉一の三塁内野安打で小鶴が還り1-1の同点に追い付く。3回から6回を無安打に抑えてきた名古屋先発・石丸進一の好投が報われた。桝に代わって代走に田中金太郎が起用されたが、この起用が試合に大きな影響を与えることとなる。
朝日7回裏、広田修三の四球、中谷順次の右前打と重盗で二死二三塁とするが酒沢政夫は遊ゴロに倒れて無得点。8回も二死後岩田、浅原直人の連打で一二塁とするが内藤は一ゴロに倒れて無得点。
朝日は9回裏、一死後早川平一に代わる代打渡辺時信が四球を選んで出塁、中谷がレフト線にヒット、酒沢の二ゴロで中谷が二封され、酒沢が二盗を決めて二死二三塁、坪内は四球を選んで二死満塁、しかし原は捕邪飛に倒れてこの回も無得点、試合は延長戦に突入する。
名古屋は10回表、先頭の本田親喜がストレートの四球で出塁、7回裏の守備からファーストに入っていた田中の送りバントはピッチャー内藤が捕ってそのまま一塁ベースに入り田中には犠打が記録されて一死二塁、ここで内藤は二塁に進んだ本田がオーバーランしたのを見て二塁に送球するがこれが高く逸れて外野に抜ける間に本田は三塁に走り、バックアップのレフト大島渡が三塁に送球するがこれが低く逸れて白球がファウルグラウンドを転々とする間に本田が一気に決勝のホームに還って2-1。
朝日は10回裏、一死後浅原が左前打で出塁、内藤の二ゴロの間に浅原は二進して二死二塁、続く広田の打席で二走浅原が勝負を賭けて三盗を試みるがキャッチャー古川清蔵からの送球にタッチアウト、激戦に終止符を打つ。
石丸進一は10回を完投して8安打4四球3三振、15勝目をあげる。
内藤幸三も10回を完投して2安打に抑えたが10四球5三振、最後は自らの悪送球で墓穴を掘った。
この試合では5回に珍プレーがありましたが別項で記載します。
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