2022年8月20日土曜日

21年 パシフィックvs巨人 15回戦

10月19日 (土) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 3 0 0 3 パ軍 39勝54敗3分 0.419 真田重蔵 
0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 巨人 56勝33敗2分 0.629 近藤貞雄

勝利投手 真田重蔵 23勝22敗 
敗戦投手 近藤貞雄 20勝12敗

二塁打 (パ)伊勢川、森下

勝利打点 なし


巨人、真田を打てず一日天下

 西宮の第2試合は真田重蔵と近藤貞雄の先発で午後2時43分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。

 立ち上がりから両投手好投を続け、パ軍は2回二死から伊勢川がレフト線に二塁打を放っただけで4回まで無得点。

 真田は絶好調で4回までパーフェクトピッチング。2回から3回にかけて黒沢、中島、多田から3連続三振、4回も呉新亨、山川を連続三振。5回に川上を四球で歩かせるが、ここまで無安打ピッチングを続ける。

 現在首位の巨人は6回裏、西後呉新亨の当りは三ゴロ、これをサード喜瀬正顕が一塁に悪送球、山川が右前にチーム初ヒットを放ち二死一二塁、千葉の左前タイムリーで1点を先制する。

 パ軍は7回表、先頭の藤井が右前打で出塁、森下の左中間二塁打で無死二三塁、辻井の一ゴロで三走藤井がホームに突っ込み、ファースト川上が本塁送球するが悪送球、藤井に続いて二走森下も生還して2-1と逆転、野選とエラーが記録されて打者走者の辻井も二塁に進み、伊勢川がセオリー通り三前に送りバントを決めて一死三塁、喜瀬に代わる代打小島利男の中犠飛で3-1とリードを広げる。

 真田は7回には先頭の黒沢に左前打を許すが後続を打ち取り、8回、9回も三者凡退に抑え、3安打1四球8三振、自責点ゼロの完投で23勝目をマークする。

 前日首位に立った巨人は真田を打てず完敗、首位の座をグ軍に譲って一日天下に終わった。川上の悪送球が致命傷となったのである。

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