1 0 0 0 0 0 1 0 3 5 タ軍 55勝40敗 0.579 野崎泰一 藤村冨美男 渡辺誠太郎
2 0 2 2 0 0 2 0 X 8 中部 36勝56敗3分 0.391 久野勝美
敗戦投手 藤村冨美男 12勝2敗
二塁打 (タ)金田 (中)杉浦
三塁打 (タ)呉
本塁打 (中)古川清蔵 9号
勝利打点(中)杉浦清 4
猛打賞 (タ)呉昌征 8 (中)三村勲 4
タ軍、6失策の惨敗
後楽園の第2試合は野崎泰一と久野勝美の先発で午後2時25分、池田球審の右手が上がりプレイボール。
タ軍は初回、先頭の呉昌征がいきなり右中間に三塁打、金田はストレートの四球、本堂の遊ゴロの間に呉が還って1点を先制する。
中部は1回裏、先頭の岩本がストレートの四球で出塁、金山は三邪飛に倒れるが、岩本が二盗、古川は四球で一死一二塁、続く小鶴の打席でキャッチャー土井垣が一塁に牽制、一走古川は一二塁間に挟まれ、ファースト本堂はセカンド宮崎に送球するが古川はこれをかいくぐって二塁に走り、宮崎はショート長谷川に送球して古川はタッチアウト、この間に二走岩本は三塁に進み三塁ベースをオーバーラン、これを見た長谷川がサード藤村に送球するがこれが悪送球となる間に岩本が生還し1-1の同点、小鶴は四球を選んで二死一塁、杉浦清監督が左中間にタイムリー二塁打を放ち2-1と逆転する。タ軍は早くも先発の野崎が降板し、サード藤村がリリーフのマウンドに上がり後続を抑える。
中部は3回裏、先頭の小鶴が四球で出塁、杉浦の遊ゴロでランナーが入れ替わり、加藤正二は四球で一二塁、二死後久野の二ゴロをセカンド本堂が後逸する間に二走杉浦が還って3-1、続く三村が左前にタイムリーを放ち4-1とする。
中部は4回裏、先頭の金山が右前打で出塁、古川がレフトスタンドに第9号ツーランを叩き込んで6-1と大きくリードを広げる。
タ軍は7回表、二死後呉昌征が中前打で出塁、金田のライト線タイムリー二塁打で2-6とする。
中部は7回裏、一死後加藤の当りは遊ゴロ、ショート長谷川からの送球をファースト高山が後逸して加藤は二進、二死後久野の当りは中飛、これを名手呉昌征が落球する間に加藤が還って7-1、久野は二塁に進み、三村の右前タイムリーで8-1と突き放す。
タ軍は9回表、一死後渡辺誠太郎に代わる代打御園生崇男が左前打で出塁、長谷川はストレートの四球、トップに返り呉の二ゴロで御園生は二封されて二死一三塁、金田の右前タイムリーで3-8、本堂の投飛を久野が落球して二死満塁、藤村の左前タイムリーで4-8、土井垣の遊ゴロをショート杉浦がエラーする間に三走金田が還って5-8、なおも二死満塁が続き宮崎に代わり代打若林が登場、しかし若林は三ゴロに倒れてゲームセット。
久野勝美は9安打4四球2三振の完投で4勝目をマークする。
タ軍は最終回よく追い上げはしたが6失策で惨敗。当時の日刊スポーツ紙上には「ダイナマイト打線いづこ」の活字が躍っている。
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