0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 タ軍 50勝35敗 0.588 若林忠志
0 0 0 0 0 1 0 1 X 2 グ軍 55勝32敗2分 0.632 別所昭
勝利投手 別所昭 15勝9敗
敗戦投手 若林忠志 0勝2敗
二塁打 (タ)呉 (グ)安井
勝利打点 (グ)山本一人 7
グ軍、がめつい野球で若林を返り討ち
西宮の第2試合は27日の13回戦同様、若林忠志と別所昭の先発で午後3時丁度、金政球審の右手が上がりプレイボール。復帰後2度目の先発となる若林は別所との対決で雪辱戦となる。
タ軍は初回、先頭の呉昌征がセンター左奥に二塁打、しかし金田は浅い左飛、土井垣は遊ゴロ、藤村富美男監督は三ゴロに倒れて無得点。このチャンスを生かせなかったのは痛かった。
別所は初回のピンチを切り抜けて落ち着いたか、2回から4回を三者凡退に抑える。
グ軍は初回、先頭の安井は左飛、河西が四球から二盗を決めるが、田川は二飛、山本一人監督は三ゴロに倒れて無得点。
グ軍は2回裏、堀井、岡村、別所が3連続左飛。若林に僅かにタイミングを外されている。
グ軍は3回裏、一死後宮崎仁郎が中前打で出塁、しかしトップに返り安井の投ゴロが「1-6-3」と渡ってダブルプレー。ここは若林得意のシンカーが効いたか。
4回は三者凡退で終わったグ軍は5回裏、一死後岡村が四球、二死後筒井も四球を選んで一二塁とするが宮崎は中飛に倒れる。練習不足の若林に若干疲れが見られてきた。
若林を援護したいタ軍は6回表、先頭の長谷川善三が右前打打で出塁、トップに返り呉が送りバントを決めて一死二塁、続く金田の当りは一ゴロ、二走長谷川は当然三塁に向かうが、ファースト山本はベースを踏まずに三塁に送球して長谷川を刺す。この山本のファインプレーは大きかった。
グ軍は6回裏、先頭の安井がセンターにゴロで抜けるヒットで出塁、河西は三塁に内野安打、安井は二塁ベースを回るが二三塁間に挟まれ「5-4-6-5」の挟殺プレーでタッチアウト、しかし安井が時間を稼いだ間に打者走者の河西は二塁に進み、田川の三塁内野安打で一死一三塁、ここで山本が中犠飛を打ち上げて1点を先制する。
グ軍は8回裏、先頭の安井が左中間へのヒットで二塁を陥れて足で稼いだ二塁打、河西は投ゴロに倒れて若林はファーストに送球してワンアウト、この隙に安井が三塁に走り、ファースト渡辺誠太郎の三塁送球が悪送球になる間に生還、2-0とする。
若林は前半は「らしさ」を見せる投球であったが、練習不足によりスタミナに不安を残す。
別所昭は5安打1四球2三振の完封で若林を返り討ち、15勝目をマークする。
実況のとおりグ軍の勝ち方は決してスマートなものではなかったが、得意の「がめつい野球」でがっちりと首位固め。
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