2021年6月12日土曜日

21年 セネタースvs中部日本 10回戦

9月1日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 5 0 0 0 0 0 0 5 セ軍 28勝40敗 0.412 白木義一郎
0 0 0 0 2 0 0 0 0 2 中部 22勝43敗2分 0.338 森井茂 松尾幸造

勝利投手 白木義一郎 15勝13敗
敗戦投手 森井茂          9勝13敗

二塁打 (セ)白木、飯島
三塁打 (セ)飯島

勝利打点 (セ)飯島滋弥 9

猛打賞 (セ)飯島滋弥 4、白木義一郎 4 熊耳武彦 6


飯島が満塁走者一掃三塁打

 後楽園の第2試合は白木義一郎と森井茂の先発で午後3時10分、島球審の右手が上がりプレイボール。

 セ軍は初回、先頭の横沢三郎が三塁線を破るヒットを放つが二塁を欲張りレフト岩本章からの好返球にタッチアウト、二死後飯島滋弥が中前打、大下弘の当りは一二塁間を破るかに見えたがセカンド金山次郎がファインプレーで一塁に大下を刺す。

 中部は1回裏、先頭の古川清蔵が三塁線に内野安打、しかし三村勲の投前送りバントを白木が二塁に送球してアウト、後続も倒れて無得点。

 中部は2回裏、二死後岩本章がライト線ヒットから二盗に成功、しかし森井は二ゴロに倒れて無得点。

 セ軍は3回表、先頭の鈴木清一の当りは三ゴロ、これをサード三村がエラー、トップに返り横沢は三塁線にバントヒット、一言多十の右前打で無死満塁、ここで飯島がセンター右奥に走者一掃の三塁打を放ち3点を先制、大下の右犠飛で4-0、更に白木が左中間に二塁打、熊耳武彦の左前タイムリーで5-0と大きくリードする。

 中部は3回裏、先頭の金山が死球を受けて出塁、トップに返り古川の二遊間ヒットで無死一二塁、しかし三村の三ゴロが「5-4-3」と渡ってダブルプレー、杉浦清監督も左飛に倒れて無得点。

 中部は5回裏、先頭の岩本が死球を受けて出塁、森井のライト線ヒットで無死一二塁、金山の投前送りバントを白木が巧みに捌いて三塁に送球して二走岩本はフォースアウト、トップに返り古川は三ゴロ、サード横沢が二塁に送球するが悪送球となって外野に抜け、バックアップのライト長持栄吉も後逸する間に二走森井に続いて一走金山まで生還して2-5、打者走者の古川は三塁に進んで一死三塁とチャンスが続くが、三村は投ゴロ、杉浦も左飛に倒れて追加点はならず、ここは白木が踏ん張った。

 セ軍は7回表、鈴木のライト線ヒットと飯島のレフト線二塁打で二死二三塁、中部ベンチはここで森井から松尾幸造にスイッチ、大下が四球を選んで二死満塁、しかし白木は三ゴロに倒れて無得点。

 中部は最終回、先頭の加藤正二が左前打で出塁、藤原鉄之助は四球を選んで無死一二塁と最後のチャンス、しかし岩本は中飛、松尾に代わる代打服部受弘は二飛、金山は二ゴロに倒れてゲームセット。

 白木義一郎は6安打1四球2死球2三振2失点、自責点ゼロの完投で15勝目をマークする。

 中部は再三のチャンスを潰し、崩れかける場面も見られた白木を攻略することができなかった。

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