2021年6月20日日曜日

21年 中部日本vs巨人 10回戦

9月2日 (月) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 2 0 0 2 1 0 0 0 5 中部 23勝43敗2分 0.348 松尾幸造
0 0 1 0 1 0 0 0 0 2 巨人 42勝27敗1分 0.609 中尾輝三 諏訪裕良

勝利投手 松尾幸造 2勝11敗
敗戦投手 中尾輝三 8勝6敗

二塁打 (中)小鶴 (巨)山田、多田
三塁打 (中)金山 (巨)呉新亨

勝利打点 (中)三村勲 1

猛打賞 (中)加藤正二 4


松尾が好投、中部は15連敗でストップ

 中部は現在15連敗。巨人は2位グ軍に1ゲーム差と迫って優勝戦線に再び顔を覗かせている。

 後楽園の第2試合は松尾幸造と中尾輝三の同タイプの左腕剛球荒れ球投手同士の先発で午後2時56分、島球審の右手が上がりプレイボール。

 巨人は初回、いきなり先頭の山田潔が左中間に二塁打、しかし続く山川喜作の痛烈なセカンドライナーに山田が飛び出してダブルプレー、「ライナーバック」の基本を忘れた山田の走塁が痛かった。ベースコーチャーは必ず「ライナーケア」と声を掛けなければならない。

 中部は2回表、先頭の加藤正二が三塁線にヒット、藤原鉄之助の右前打で加藤は三塁に進んで無死一三塁、三村勲が右前に先制タイムリーを放ち1-0、松尾が送りバントを決めて一死二三塁、金山次郎のファウルグラウンドへの飛球をキャッチャー多田文久三がナイスキャッチして二死二三塁、トップに返り古川清蔵は四球を選んで二死満塁、岩本章が押し出し四球を選んで2-0とする。やはり中尾は四球で崩れた。

 巨人は3回裏、先頭の七番ライトに起用された藤本英雄が中前打で出塁、中尾も中前打で無死一二塁、呉新亨の中飛で藤本がタッチアップから進塁して一死一三塁、トップに返り山田の右犠飛で1点返して1-2とする。

 中部は5回表、先頭の岩本が四球を選んで出塁、杉浦清監督の投ゴロの間に岩本は二進、小鶴誠が中前にタイムリーを放ち3-1、加藤の左前打で小鶴が三塁に進んで一死一三塁、藤原鉄之助の右前タイムリーで4-1と突き放す。

 巨人は5回裏、先頭の多田がレフト戦に二塁打、二死後呉新亨が右越えに三塁打を放ち2-4と追い上げる。続く山田の三ゴロはヒット性の当りであったがサード三村がファインプレーで防ぐ。

 中部は6回表、二死後杉浦が中前打から二盗に成功、小鶴の中越え三塁打で5-2と再度突き放す。

 巨人は8回裏、一死後山田が四球を選んで出塁、松尾が与えた四球はこれが初めて、続く山川のセンターへの痛烈な当りを古川清蔵がナイスキャッチ、千葉茂は中前打、黒沢俊夫のピッチャー強襲ヒットで二死満塁、しかし中島治康は中飛に倒れて無得点。古川のファインプレーが失点を防いだ。

 松尾幸造は8安打を許したが与四球は1個だけ、4三振の完投で2勝目をあげる。三村と古川のファインプレーに助けられたが、これもテンポよく投げたことにより守備のリズムも良かったことによる。

 一方、中尾輝三は6イニングで7四球と相変わらずの荒れ球。

 淡白な攻撃で15連敗を続けてきた中部が久しぶりに快勝、松尾の好投にバックが応えた。

0 件のコメント:

コメントを投稿