2021年6月15日火曜日

21年 セネタースvsゴールドスター 10回戦

9月2日 (月) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 1 0 0 0 0 0 2 セ軍 29勝40敗 0.420 白木義一郎 
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 ゴ軍 27勝41敗1分 0.397 内藤幸三

勝利投手 白木義一郎 16勝13敗
敗戦投手 内藤幸三    15勝16敗

二塁打 (セ)横沢 (ゴ)早川
三塁打 (ゴ)坪内
本塁打 (セ)白木義一郎 1号、飯島滋弥 4号

勝利打点 (セ)飯島滋弥 10

猛打賞 (セ)飯島滋弥 5、(ゴ)坪内道則 5


白木、飯島の一発で試合を決める

 西宮の第1試合では首位タ軍が2位グ軍を破ってゲーム差を1.5に広げた。激しい首位争いが続く中、Bクラスの争いも激しく、現在セ軍が28勝40敗、パ軍が28勝40敗2分(後に没収試合で負けに変更される1試合は現在は勝ちで算出)、ゴ軍が27勝40敗1分で、0.5ゲーム差に3チームがひしめき合っている。

 最多勝争いも激しく、現在近藤貞雄が16勝でトップ、15勝で内藤幸三、白木義一郎、真田重蔵、丸山二三男が並ぶ大混戦。

 後楽園の第1試合は最多勝を争う白木義一郎と内藤幸三の先発で午後1時丁度、池田球審の右手が上がりプレイボール。

 ゴ軍は初回、二死後酒沢政夫が四球を選ぶと二盗に成功、坪内道則監督が左前に先制タイムリーを放ち1点をリードする。

 セ軍は2回表、先頭の白木がレフトスタンドに同点ホームランを叩き込んで1-1とする。

 セ軍は4回表、先頭の飯島滋弥がレフトスタンドに決勝ホームランを叩き込んで2-1とリードする。

 ゴ軍は4回裏、先頭の酒沢の当りは遊ゴロ、これをショート鈴木清一がエラー、坪内の中前打で無死一二塁と同点のチャンス、ここで内藤が鋭いライナーで中前に抜けるヒットを放ち、二走酒沢は一旦三塁にストップ、センター一言多十からの返球をカットしたピッチャー白木は二走坪内をけん制するようにショートに送球、これを見た酒沢がホームに突っ込むが、ショート鈴木からのバックホームにタッチアウト、末崎正隆は左飛、七番ライトに起用された石田光彦は一邪飛に倒れて無得点に終わる。

 ゴ軍は6回一死後坪内が三塁打、7回二死後にも早川平一が二塁打を放つが何れも後続なく無得点。

 ゴ軍は最終回、先頭の内藤が三塁線にセーフティバントを決め、サード横沢七郎の一塁送球が悪送球となる間に打者走者の内藤は二塁に進んで無死二塁と最後のチャンス到来、しかし末崎は遊飛、石田は左飛、最後は辻功も二ゴロに倒れてゲームセット。

 白木義一郎は8安打2四球3三振の完投で近藤貞雄と並んでハーラートップタイとなる16勝目をマークする。2日連続完投勝利の白木は、ここから最多勝に向けて突っ走ることとなる。

 内藤幸三は9安打2四球4三振の力投で完投するが、白木、飯島に打たれた2発に泣いた。

 4回に内藤が放った鋭い当たりの中前打がもう少し詰まった当りであったら二走酒沢はホームインできたかもしれない。明暗を分けた一打であった。

 決勝本塁打の飯島滋弥はこれが10個目の勝利打点でトップの多田文久三に並んだ。このところ勝負強さが際立っている。

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