2021年4月26日月曜日

21年 巨人vs中部日本 8回戦

8月29日 (木) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 1 2 0 0 3 巨人 39勝26敗1分 0.600 中尾輝三 藤本英雄 
0 0 0 0 0 1 0 1 0 2 中部 22勝40敗2分 0.355 星田次郎

勝利投手 中尾輝三 8勝5敗
セーブ    藤本英雄 1
敗戦投手 星田次郎 0勝1敗

二塁打 (中)三村
本塁打 (中)杉浦清 2号

勝利打点 なし


中尾の力投で巨人が競り勝つ

 後楽園の第2試合は中尾輝三と星田次郎の先発で午後3時丁度、桝主審の右手が上がりプレイボール。この試合も桝、島の二氏審判制で行われる。

 巨人先発の中尾は序盤から飛ばしていき5回まで5奪三振の力投、四球も3つあるがここまで被安打1本。

 巨人は6回表、先頭の山川が四球を選んで出塁、続く黒沢が死球を受けて無死一二塁、川上は中飛、中島は一邪飛に倒れるが、多田が四球を選んで二死満塁、中尾が押出し四球を選んで1点を先制する。

 中部は6回裏、杉浦清監督がレフトスタンドに第2号ホームランを叩き込んで1-1の同点に追い付く。

 巨人は7回表、先頭の坂本が中前にクリーンヒット、トップに返り山田潔の右邪飛はライト加藤正二がよく追い付いて好捕、山川の右打ちが決まってライトに抜けると坂本は三塁に進み、ライト加藤からの返球を受けたファースト小鶴が三塁に送球するが悪送球、坂本がそのそのままホームに還って2-1と勝ち越し、この間に打者走者の山川は一気に三塁に進み、黒沢の右前タイムリーで3-1とする。二死後黒沢は二盗に成功、中島のレフトへの当りを岩本がナイスキャッチしてスリーアウトチェンジ。

 中部は7回裏、一死後三村がストレートの四球で出塁するとパスボールで二進、星田が四球を選んで一死一二塁、金山に代わる代打大沢清のニゴロで星田が二封されて二死一三塁、ここでダブルスチールを敢行するが「2-6-2」と転送されて三村の本盗は失敗。

 巨人は8回表、先頭の多田が左前打で出塁、中尾のニゴロでランナーが入れ替わり、呉新亨の三ゴロが「5-4-3」と渡ってダブルプレー。

 中部は8回裏、先頭の古川が四球を選んで出塁、岩本は三振、杉浦は中飛に倒れて二死一塁、小鶴の当りはゴロでセンターに抜け、これを呉新亨が後逸、一走古川がホームに還って2-3、打者走者の小鶴も三塁ベースを蹴ってホームに向かうが、呉からの返球を中継したショート山田からの好返球にタッチアウト。

 巨人は9回表、一死後山田が三塁に内野安打、山川の難しいゴロをセカンド山本尚敏がベテランらしいグラブ捌きで一塁アウト、黒沢は三飛に倒れて無得点。

 中部は9回裏、先頭の加藤が四球を選んで出塁、藤原の一塁線バントが内野安打となって無死一二塁、巨人ベンチはここで力投を続けてきた中尾から藤本英雄にスイッチ、三村の一ゴロを川上が二塁に送球して藤原は二封、一死一三塁となって星田の打席で代打西沢道夫を起用、ここで何が起きたか「2-1-6-3-2」で三走加藤は本塁タッチアウト、二死二塁から西沢は三振に倒れてゲームセット。

 一走三村がキャッチャー多田からのピッチャー返球の際にディレードスチールを仕掛け、藤本は二塁ベースカバーのショート山田に送球、三村は狙いどおり一塁に戻り、山田からファースト川上に送球された瞬間、三走藤原がホームに突っ込んだが川上からの送球に刺されたようだ。

 中尾輝三は8回3分の0を投げて4安打7四球7三振の力投、最後はバテたようだが8勝目をマークする。

 プロ入り2度目の先発となった星田次郎は9回を完投して8安打5四球2死球1三振。下手からの荒れ球が持ち味のようだ。

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