10月16日 (土) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 4 0 0 0 0 0 0 0 6 巨人 48勝24敗2分 0.667 藤本英雄
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 名軍 39勝25敗7分 0.609 石丸進一
勝利投手 藤本英雄 31勝10敗
敗戦投手 石丸進一 17勝9敗
二塁打 (巨)藤本 (名)藤原
本塁打 (巨)中島 3号
勝利打点 中島治康 7
猛打賞 (名)芳賀直一 1
中島治康、久々の活躍
不振を極める中島治康監督がバットで久々の活躍を見せた。
巨人は初回、一死後白石敏男の当りは三ゴロ、これをサード小鶴が一塁に悪送球する間に打者走者の白石は二塁に進み、中島治康がレフトスタンドに第3号先制ツーラン、2-0とする。
巨人は2回、先頭の藤本英雄がレフト戦に二塁打、多田文久三の遊ゴロに二走藤本が飛び出して三本間に挟まれ「6-4-5」と渡ってタッチアウト、しかし小池繁雄が四球を選んで一死一二塁、坂本茂が右前にタイムリーを放って3-0、一走小池は三塁に進み、ライト岩本章からのバックサードの間に打者走者の坂本も二塁に進んで一死二三塁、トップに返り呉昌征が中前に2点タイムリーを放って5-0、白石の一ゴロの間に呉は二進、中島が右前にタイムリーを放って6-0とリードを広げる。
巨人先発の藤本英雄は30勝してから3連敗と調子を崩していたが、この日は序盤の大量リードを背に名古屋強力打線を寄せ付けず、6安打4四球4三振で今季16度目の完封、31勝目をあげる。
10月12日に無安打無得点を達成し、ここまで4連勝と好調の波に乗る名古屋先発の石丸進一は、7安打4四球3三振で6失点、5連勝は成らなかった。
今季、藤本定義に替わって巨人の監督に就任した中島治康はプレイヤーとしては不振を極めてきたが、この日は初回に先制ツーラン、2回にもタイムリーを放ち久々に猛打を見せた。
名古屋では芳賀直一が3安打を放って一人気を吐いた。
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