2017年7月22日土曜日

18年 阪急vs朝日 9回戦


9月25日 (土) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0  0 阪急 22勝42敗2分 0.344 中田武夫
0 0 0 0 0 0 0 0 0 1X 1 朝日 33勝26敗6分 0.559 内藤幸三

勝利投手 内藤幸三 6勝9敗
敗戦投手 中田武夫 5勝10敗

二塁打 (急)上田、三木 (朝)森本2

猛打賞 (朝)森本清三 1


内藤幸三が延長10回を完封、森本清三がサヨナラ二塁打

 両軍先発の中田武夫と内藤幸三は共にここまで5勝9敗。実力伯仲同士の戦いは好試合が予想されたが、期待通りの投手戦となった。

 朝日先発の内藤は初回、二死後三木久一にレフト線二塁打を許すが、下社邦男を三振に打ち取る。2回、3回は三者凡退。4回、先頭の上田藤夫に右前打を許すが、三木の遊ゴロで上田を二封、下社を三振、笠石徳五郎を左直に打ち取り無失点。5回は三者凡退、6回二死後、上田にストレートの四球を与え二盗を許すが、三木を遊ゴロに打ち取る。7回、8回も三者凡退。9回は一死後上田にレフト線に二塁打を許すが、三木を左直に打ち取り、下社の遊ゴロをショート酒沢政夫が一塁に悪送球、三塁に達していた二走上田がホームを突くが、ファースト森本清三からのバックホームにタッチアウト、内藤は9回まで無失点で切り抜ける。

 阪急先発の中田は初回、先頭の坪内道則にいきなり三失により二進を許すが、森本を左飛、酒沢を二ゴロ、中谷順次を投ゴロに打ち取り無失点。2回~5回まで毎回ヒットを許すが無失点で切り抜け、6回~8回は三者凡退。9回、一死後小林章良に中前打を許すが、大友一明を中飛、この日七番ライトに入っている林安夫も中飛に打ち取り、中田も9回まで無失点。

 試合は0対0のまま延長戦に突入する。

 阪急は10回表、先頭の笠石がレフトに痛烈なヒット、池田久之が三前に送りバントを決めて一死二塁、しかし中田は三振、伊藤健一は右飛に倒れて無得点。

 朝日は10回裏、一死後内藤が右前打で出塁、トップに返り坪内の打席で内藤が執念の二盗を決めて一死二塁、坪内は右飛に倒れて二死二塁、ここで森本が右中間にサヨナラ二塁打を放ち、朝日が接戦をものにする。

 中田武夫は9回3分の2を投げて8安打無四球2三振1失点。

 内藤幸三は10回を4安打1四球9三振無失点に抑えて今季3度目の完封、6勝目をあげる。10回裏には右前打と二盗でチャンスメイクし、森本の二塁打でサヨナラのホームを踏んだ。

 サヨナラ二塁打を放った森本清三は今季2個目の勝利打点を記録、1個目も5月29日の巨人戦、延長12回裏にプロ入り初出場初打席で代打サヨナラ打を放ったものであった。勝利打点を分母、延長でのサヨナラ打を分子とする「延長サヨナラ率」は10割となる。3安打を放って猛打賞を獲得、9回には好守も見せてチームを救った。

 

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