2 0 0 0 0 0 0 1 0 3 パ軍 42勝56敗3分 0.429 真田重蔵
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 タ軍 56勝45敗 0.554 御園生崇男
敗戦投手 御園生崇男 11勝9敗
二塁打 (パ)真田
本塁打 (パ)辻井弘 2号
勝利打点(パ)木暮力三 4
猛打賞 (パ)白石敏男 5
戦後初の両軍無四球試合
最終節初日の第2試合は真田重蔵と御園生崇男の先発で午後2時36分、久しぶりに関東で審判員を務める国友球審の右手が上がりプレイボール。
パ軍は初回、先頭の白石敏男がいきなり初球を左前打、これをレフト金田正泰が後逸する間に白石は三塁に進み、木暮力三の右犠飛で1点を先制、更に藤井勇が右前打、二死後辻井弘の一塁線ヒットで二死一三塁、伊勢川真澄の遊ゴロをショート長谷川善三がエラーする間に三走藤井が還って2-0とリードする。
真田は初回から快調なピッチング。2回、5回、6回と先頭打者にヒットを許すが後続を抑えて無失点。
パ軍は8回表、一死後辻井が貴重な追加点となる第2号本塁打をライトスタンドに叩き込んで3-0とする。
真田は7回裏、一死後藤村富美男監督に左前打、土井垣武に右前打を許して一死一三塁とこの試合初めてのピンチを迎えるが、渡辺誠太郎の中飛をセンター森下重好が内野に返球する隙に一走土井垣がベースタッチしてから二塁にスタートを切り、返球を捕った真田がセカンド松井信勝に送球してタッチアウト、珍しい「8-1-4」の併殺が記録されて無失点。
パ軍守備陣は8回にショート白石、9回にもセンター森下が好守で真田を盛り立てタ軍に快勝。
パ軍の好守に比べて、タ軍は初回の金田、長谷川の拙守が痛かった。
タ軍は今月3度目のシャットアウト負け。ダイナマイト打線は湿りっぱなしである。
真田重蔵は5安打無四球7三振で今季4度目の完封、25勝目をマークする。
御園生崇男も無四球ピッチングで今季初の両軍無四球試合となった。
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