2 0 0 0 0 0 2 2 0 6 ゴ軍 41勝60敗2分 0.406 江田孝
0 0 7 0 0 0 0 0 X 7 セ軍 44勝57敗 0.436 黒尾重明 白木義一郎
勝利投手 黒尾重明 10勝17敗
敗戦投手 江田孝 8勝16敗
セーブ 白木義一郎 3
二塁打 (ゴ)江田、清原
勝利打点(セ)黒尾重明 3
セ軍、3回に6安打を集中
いよいよ戦後復活初年度最終節。
阪急は全105試合を終了しており、他の7球団が後楽園に集結して1日2試合ずつ、7日間で14試合が行われる。
初日の第1試合は江田孝と黒尾重明の先発で午後零時32分、島球審の右手が上がりプレイボール。三塁塁審は長期の関西出張から帰京した国友正一審判員が務める。
ゴ軍は初回、先頭の酒沢政夫が四球を選ぶと二盗に成功、大友一明も四球で無死一二塁、坪内道則監督の投ゴロを黒尾は三塁に送球して酒沢は三封、西沢道夫の三ゴロで坪内が二封されて二死一三塁、西沢が二盗を決めて二死二三塁、清原初男が左前に2点タイムリーを放ち2-0とリードする。
セ軍は1回裏、一死後一言多十が右前打、飯島滋弥も左前打で続いて一死一二塁、江田は大下弘との勝負を避けて四球で歩かせ一死満塁、熊耳武彦は投飛に倒れ、長持栄吉も二ゴロに打ち取られて無得点。
セ軍は3回裏、先頭の鈴木清一が中前打で出塁、一言は右前打、飯島の三ゴロをサード清原が三塁ベースを踏んで鈴木は三封、大下の右前打は打球が速過ぎて二走一言は三塁ストップ、一死満塁から熊耳が中前にタイムリーを放ち1-2、長持も二遊間にタイムリーを放ち2-2の同点、黒尾の一塁線タイムリーで3-2と逆転に成功、根津弘司の投ゴロを江田がホームに投げるがセーフ、野選が記録されて4-2、続く清水喜一郎の投ゴロはホームは間に合いそうであったがその前の野選で慎重になった江田は一塁に送球して三走長持が生還し5-2、トップに返り鈴木の捕ゴロをファースト西沢が後逸する間に二者生還して7-2とする。
「雑記」欄には清水の投ゴロで江田がホームに送球しなかったことについて「アウトカウントを間違えた」としているが、その前の打者の投ゴロは本塁送球して野選となっているのでアウトカウント間違いとは考えにくく、慎重になり過ぎて一塁に送球したのではないか。
3回に6安打を集中して7得点したセ軍はその後は江田に抑えられて無得点が続く。
一方、ゴ軍は走者を出しながら得点は入らず試合は終盤に向かう。
ゴ軍は7回表、先頭の酒沢が四球で出塁、二死後西沢も四球で歩いて一二塁、清原が左中間に2点タイムリー二塁打を放ち4-7と追い上げる。
ゴ軍は8回表、先頭の辻功がストレートの四球で出塁、一死後辻が二盗に失敗して二死無走者、しかし坂本勲に代わる代打中村信一が四球で出塁、トップに返り酒沢も四球で二死一二塁、セ軍ベンチはここで黒尾に代えて白木義一郎を投入、大友に代わる代打内藤幸三が左中間にタイムリーを放ち5-7、坪内も中前にタイムリーを放ち6-7と1点差、しかし西沢は左飛に倒れて同点はならず。
白木は最終回を三者凡退に抑えて今季3個目のセーブを記録する。
セ軍は大下の不振が響いて最下位争いに巻き込まれるまで低迷していたが、この勝利で何とか5位はキープできそうである。
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