2022年6月12日日曜日

10万人の野球ファン

 昭和21年10月13日(日)、後楽園球場の観客数は29,825人、西宮球場は23,532人。

 この日は神宮球場(Stateside Park)で東京六大学野球秋季リーグ戦も行われ、帝大が立大に3対2で勝利、明大が慶大に5対2で勝利した。六大学の人気は相変わらずプロ野球をはるかに凌いでおり、連日満員の観衆が詰めかけている。当時の記事からも、約5万人の観衆を集めたと推測される。野球ファンが約10万人、球場に押し寄せたのである。

 終戦から1年が経過した8月以降、プロ野球人気はうなぎ登りである。観客数の増加は当ブログで何度も伝えているとおりの「史実」である。この状況は、大下の登場や川上の復帰で語られることが常であるが、「終戦後1年」の節目を境に人々の気持ちが前を向く方向に舵が切られたという側面を見逃してはならないであろう。

 この日球場に詰めかけた10万人の野球ファンが、それを証明している。

 

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