2022年6月20日月曜日

21年 タイガースvsパシフィック 12回戦

10月14日 (月) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 1 0 2 0 1 1 6 タ軍 53勝39敗 0.576 野崎泰一
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 パ軍 37勝53敗3分 0.411 真田重蔵 湯浅芳彰

勝利投手 野崎泰一   7勝11敗 
敗戦投手 真田重蔵 22勝21敗

二塁打 (タ)呉、藤村、高山

猛打賞 (タ)土井垣武 9


野崎泰一、2安打完封

 第25節最終日、西宮の第1試合はこの日も午前10時15分と早く、野崎泰一と真田重蔵の先発で杉村球審の右手が上がりプレイボール。

 タ軍は初回、先頭の呉昌征がいきなり右越えに二塁打、二死後藤村富美男監督の中飛をセンター森下重好が落球する間に呉が還って1点を先制する。打者走者の藤村は二塁に進み、富樫淳は四球で二死一二塁、キャッチャー伊勢川真澄の二塁牽制が悪送球となって二死一三塁、ここで富樫が二塁に走り、重盗を試みた三走藤村もホームに向かうが、途中で止まって三本間に挟まれ「2-1」と渡ってタッチアウト。

 タ軍は4回表、先頭の土井垣武が中前打で出塁、藤村の右中間二塁打で無死二三塁、富樫はショートライナーで一死二三塁、渡辺誠太郎の打席で三走土井垣が単独ホームスチールを決めて2-0とする。

 タ軍は6回表、先頭の金田正泰が中前打で出塁、一死後ワイルドピッチで二三塁、富樫の遊ゴロをショート白石敏男がエラー、三走金田が還って3-0、富樫には1打点が記録される。続く渡辺誠太郎は三振に倒れるが、宮崎剛が左前にタイムリーを放ち4-0とする。

 パ軍は8回から先発の真田に代えて湯浅芳彰をマウンドに送る。

 タ軍は8回表、先頭の藤村の遊ゴロを又もショート白石がエラー、一死後6回の守備から渡辺に代わってファーストに入っている高山泰夫のライト線二塁打で二三塁、宮崎の三塁線タイムリーで5-0とする。

 タ軍は9回表、先頭の呉昌征の当りは遊ゴロ、これを白石が3つ目の失策となる一塁悪送球、金田はストレートの四球、土井垣が左前にタイムリーを放ち6-0とする。

 野崎泰一は終始安定した投球を見せ、2安打1四球2三振で今季2度目の完封、7勝目をマークする。

 白石敏男の3つのエラーが全て失点に結び付いた。眼を悪くしている白石はボールがよく見えないようだ。白石はシーズンオフにプロ野球を離れて植良組に入社するが、1年で巨人に復帰し、二リーグ分裂後は広島に転じ、この日完封勝利の野崎泰一と共に広島球団の発展に寄与することとなる。

0 件のコメント:

コメントを投稿