2022年5月22日日曜日

21年 グレートリングvsセネタース 13回戦

10月11日 (金) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
3 0 1 2 0 0 0 0 0 6 グ軍 60勝31敗2分 0.659 別所昭
5 0 0 0 0 0 0 0 0 5 セ軍 40勝50敗 0.444 一言多十 黒尾重明

勝利投手 別所昭   17勝9敗 
敗戦投手 黒尾重明 9勝14敗

二塁打 (グ)田川、安井2 (セ)鈴木、熊耳

勝利打点 なし

猛打賞 (グ)安井亀和 9


グ軍、上位打線の活躍で首位固め

 第25節2日目、西宮で予定されていた2試合は雨天中止。後楽園の第1試合は別所昭と一言多十の先発で午後1時8分、沢球審の右手が上がりプレイボール。

 グ軍は初回、先頭の安井亀和が左前打で出塁、河西俊雄はストレートの四球で無死一二塁、田川豊が左中間に2点タイムリー二塁打を放ち2-0、山本一人監督がレフト線にタイムリーで続き3点を先制する。

 セ軍は1回裏、先頭の鈴木清一が四球で出塁、長持栄吉の右前打は当りが良すぎてライト田川からの一塁送球にライトゴロかと思われたがファースト堀井数男が落球、タイミングがアウトだったためヒットは記録されず、飯島滋弥は四球を選んで無死満塁、大下弘が中前に2点タイムリーを放ち2-3、無死一二塁から熊耳武彦の投前送りバントを別所が三塁に送球するがセーフ、野選が記録されて再度無死満塁、一言が右前に同点タイムリーを放ち3-3、清水喜一郎の三ゴロで三走大下は本封、一死満塁から根津弘司が右前に勝越しの2点タイムリーを放ち5-3と逆転に成功する。

 グ軍は3回表、先頭の河西が四球で出塁、田川のライト線ヒットで河西は三進、打者走者の田川は二塁を狙うがライト長持からの送球にタッチアウト、セ軍はここで先発の一言から黒尾重明にスイッチ、山本の三遊間タイムリーで1点返して4-5とする。

 グ軍は4回表、二死後安井が右中間に二塁打、河西の三遊間ヒットで二死一三塁、河西が二盗を決め、田川が四球を選んで二死満塁、山本の当りは遊ゴロで万事休すと思われたが、ショート鈴木からの二塁送球をベースカバーに入ったセカンド清水が落球する間に二者生還して6-5と逆転する。

 別所昭は7安打7四球と乱調であったが2回以降セ軍を無得点に抑え込み17勝目をマークする。 

 セ軍は珍しい「スミ五」を守り切れず悔しい敗戦となった。

 セ軍にとっては手痛い清水のタイムリーエラーであった。

 実況のとおりグ軍自慢の一番から三番の上位打線が活躍。トップ安井は2得点、二番河西は3得点、三番田川は1得点と、ホームを踏んだのはこの3人だけであった。

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