0 2 4 2 0 0 1 1 1 11 パ軍 36勝51敗3分 0.414 湯浅芳彰 井筒研一
0 0 2 1 0 1 0 0 0 4 セ軍 40勝48敗 0.455 黒尾重明 一言多十
勝利投手 井筒研一 12勝17敗
敗戦投手 黒尾重明 9勝13敗
二塁打 (パ)白石、小島、井筒
三塁打 (パ)森下、辻井
勝利打点(パ)辻井弘 1
猛打賞 (パ)白石敏男(4安打)4、辻井弘(4安打)2
パ軍、18安打で快勝
西宮の第1試合は湯浅芳彰と黒尾重明の先発で午後1時10分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。
パ軍は2回表、一死後森下重好が右中間に三塁打、続く辻井弘も右中間にタイムリー三塁打を放ち1点を先制、伊勢川真澄の遊ゴロをショート鈴木清一がエラ-する間に三走辻井が還って2-0とする。
パ軍は3回表、先頭の白石敏男が左中間にヒット、一死後小島利男の左前打で一二塁、藤井勇の中前タイムリーで3-0、二死後辻井の右前タイムリーで4-0、二死一三塁となって一走辻井がスタート、キャッチャー熊耳武彦の二塁送球はアウトのタイミングであったが悪送球となって三走藤井が生還し5-0、二死二塁から伊勢川真澄の左飛をレフト大下が落球する間に二走辻井が還って6-0とする。セ軍はここで先発の黒尾から一言多十にスイッチ、喜瀬正顕は二ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。
熊耳は1回、2回と盗塁を刺していたが3回の悪送球は痛かった。
大下は9月に7本の本塁打を放ったが、22日以降はヒットは出ているがホームランはゼロ。このところ私生活でも悩み多き日々を送っていることは辺見じゅん著「虹の生涯」に詳しい。この辺りが守備にも影響したか。
セ軍は3回裏、先頭の根津弘司が三塁に内野安打、大沢喜好の遊ゴロでランナーが入れ替わり、トップに返り鈴木は四球、一言多十は捕邪飛に倒れるが、飯島はストレートの四球で二死満塁、ここで大下が右前に2点タイムリーを放ち2-6と追い上げる。
パ軍は4回表、一死後白石が左中間に二塁打、木暮力三は四球、小島が左中間に2点タイムリー二塁打を放ち8-2と突き放す。
セ軍は4回裏、先頭の長持栄吉がライト線にヒット、宮下義雄が左前打、根津の二ゴロの間に二者進塁、大沢の中前タイムリーで3-8と粘りを見せる。
パ軍は5回から先発の湯浅に代えて井筒研一をマウンドに送る。
セ軍は6回裏、一死後宮下が右前打で出塁、根津の一ゴロでランナーが入れ替わり、ワイルドピッチで根津は二進、大沢の中前タイムリーで4-8と追い上げる。
パ軍は7回表、先頭の藤井が四球で出塁、一死後辻井が右前打、二死後喜瀬が中前にタイムリーを放ち9-4と突き放す。
パ軍は8回表、一死後松井信勝が四球で出塁、藤井の右前打で一三塁、森下は三振に倒れるが、辻井がこの日3本目のタイムリーを中前に放ち10-4とリードを広げる。
パ軍は9回表、一死後井筒が左中間に二塁打、トップに返り白石の右前打で一三塁、小暮は三振に倒れるが、松井の左前タイムリーで11-4とする。
結果からみるとパ軍の圧勝に見えるが、試合展開を見るとセ軍にもチャンスがあったことが分かる。7回、8回、9回と小刻みに加点したのが大きかった。辻井の3本のタイムリーが効いたが、上位下位万遍なく打った結果であった。
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