0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 グ軍 54勝32敗2分 0.628 丸山二三雄
0 0 1 0 0 0 0 0 1X 2 セ軍 37勝47敗 0.440 白木義一郎
勝利投手 白木義一郎 22勝16敗
敗戦投手 丸山二三雄 21勝13敗
二塁打 (グ)堀井、河西
勝利打点 (セ)白木義一郎 4
白木、ハーラー単独トップ
西宮の第2試合は共に21勝でハーラー争いを繰り広げている丸山二三雄と白木義一郎の先発で午後2時53分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。
セ軍は3回裏、二死後飯島滋弥が中前打で出塁、大下弘の右前打で一二塁、白木が右前にタイムリーと、クリーンナップトリオの3連打で1点を先制する。
グ軍は5回表、一死後岡村俊昭が三塁にヒット、筒井敬三の投ゴロでランナーが入れ替わり、筒井が二盗を決めて二死二塁、丸山が右前に同点タイムリーを放ち1-1と追い付く。
グ軍は8回表、一死後河西俊雄がレフト線に二塁打、田川豊の二遊間ヒットで一三塁、山本一人監督は敬遠気味に歩かされて二死満塁、堀井数男の当りは一二塁間を抜いたかと見られたがセカンド清水喜一郎がキャッチ、一走山本が飛び出しており、清水からファースト飯島に送球されてダブルプレー。
セ軍は8回裏、先頭の熊耳武彦が四球を選んで出塁、長持栄吉が送りバントを決めて一死二塁、根津弘司は四球を選んで一死一二塁、清水に代わる代打宮下義雄はカウントスリーボールツーストライクか2球ファウルで粘り、8球目を三振、二走熊耳がスタートを切っており、キャッチャー筒井からの三塁送球にタッチアウトとなって三振ゲッツー。
9回表のグ軍は三者凡退。
セ軍は9回裏、先頭の鈴木清一が左前打で出塁、一言多十の投前送りバントを丸山が二塁に送球するがセーフ、犠打と野選が記録されて無死一二塁、飯島の中前打で鈴木は三塁ストップして無死満塁、大下の一ゴロはファースト山本がバックホームして三走鈴木は本封、一死満塁から白木が右前にサヨナラタイムリーを放ち、セ軍が2対1でグ軍を降す。
白木義一郎は9安打2四球の粘りの完投で22勝目をマーク、丸山とのハーラー争いを制して単独トップに躍り出る。
両軍の全打点は両投手によるものであった。白木はこの日の勝利によって、戦後復活初年度最多勝に向けて弾みをつけたのである。
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