0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 セ軍 36勝47敗 0.434
0 0 0 0 0 0 0 0 0 9 ゴ軍 32勝49敗1分 0.395
勝利投手 放棄試合
敗戦投手 放棄試合
50分遅刻
西宮の第1試合はセ軍が定刻が過ぎても来場せず、放棄試合の宣告を受けてゴ軍に9対0で勝利が宣告された。
「放棄競技宣告の報告書」 昭和21年9月28日午前10時
日本野球聯盟会長 鈴木龍二殿
宣告:昭和21年9月27日西宮球場に於ける第1試合ゴールドスター対セネタース(12回戦)午後1時開始
右試合は日本野球規則第24条第1項により放棄競技を宣告し、過失なきゴールドスターに9対零の勝利を與うものとす。
理由:先守チームゴールドスターは午後1時競技開始時間に“競技開始”を宣告し得る状態にありたるも、先攻チームセネタースは不可抗的事情なきに拘らず、定刻に遅れること50分、午後1時50分来場したに因る。
事情説明:昨27日は朝来曇天なるも、当西宮球場は午前11時頃より降雨なく、又球場は前夜の降雨のため、多少軟弱なるも、使用可能にして、正午過ぎにはゴールドスターは既に自由打撃練習を開始しありたり。観衆入場に対しては、午後零時20分頃本職、国友審判員、小島支局長立会いの下に、球場状態再実検の上、定刻午後1時開始の予定にて開門入場せしめたり。一方セネタースは零時30分頃上口選手ほか4、5名がユニフォーム姿にて球場に現れ、「自分達はバットを買いに行く途中駅で試合挙行の事を聞き球場に来た」との事で、「宝塚合宿にいる人々に連絡されたし」との事であったが、連絡のことは小島支局長と相談されたしと言って、上口選手と小島氏と相談された結果すぐ電話連絡する事にせられたり。
定刻午後1時には試合開始不能に付、三審判員と小島支局長協議の上観衆には事故のため試合開始遅れる事を発表して午後1時半迄待ちたるも、セネタース来場せず、遂に午後1時45分「放棄競技」を宣告せり。この旨直ちにゴールドスター坪内監督に通告せり。午後1時50分に来場したるセネタース横沢監督にも通告せり。
主審 金政卯一 印
参照:昭和21年度「日本野球年報」
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