2021年12月11日土曜日

21年 タイガースvs中部日本 10回戦

9月21日 (土) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10  計
0 1 0 0 0 0 0 0 0  0   1 タ軍 48勝32敗 0.600 野崎泰一 御園生崇男 
0 0 0 0 0 0 0 1 0 1X  2 中部 30勝48敗2分 0.385 服部受弘

勝利投手 服部受弘   12勝6敗 
敗戦投手 御園生崇男 8勝6敗

二塁打 (タ)藤村 (中)服部
本塁打 (タ)本堂保次 5号 (中)杉浦清 4号

勝利打点 (中)小鶴誠 8

猛打賞 (中)金山次郎 2


服部受弘、10回を完投

 後楽園の第2試合は野崎泰一と服部受弘の先発で午後2時57分、池田球審の右手が上がりプレイボール。

 タ軍は初回、一死後金田が中前打で出塁、二死後藤村富美男監督が鋭い打球を右方向に放つがライト笠石徳五郎の守備範囲でライトライナーに終わる。

 中部は1回裏、一死後金山が中前打から二盗を試みるがキャッチャー土井垣の強肩に刺されてタッチアウト。

 タ軍は2回表、先頭の本堂がライナーでレフトポール際に飛び込む第5号ホームランを放ち1点を先制する。

 中部は2回裏、先頭の小鶴が左前打で出塁、杉浦清監督が四球を選んで無死一二塁、藤原鉄之助はスリーボールナッシングから三振、二走小鶴がスタートを切っていたが又も土井垣の強肩に刺されて三振ゲッツー、笠石の二ゴロをセカンド宮崎剛がエラーして二死一三塁とするが、服部は左飛に倒れて無得点。

 タ軍3回表、先頭の長谷川善三がライト線にヒット、一死後金田のサードライナーに一走長谷川が飛び出しておりダブルプレー、ここはエンドランであったか。

 タ軍は7回表、先頭の藤村が左中間に二塁打、一死後宮崎が四球を選んで一二塁、富樫淳に代わる代打山口政信の当りは鋭くレフトを襲うが石田政良の守備範囲でレフトライナー、二走藤村が飛び出しておりダブルプレー。

 中部は7回裏、先頭の杉浦がレフトスタンドに起死回生の第4号同点ソロを叩き込んで1-1と追い付く。

 タ軍はここで先発の野崎に代えて御園生崇男をマウンドに送り後続を断つ。

 中部は9回裏、先頭の小鶴がストレートの四球で出塁、杉浦が送って一死二塁と一打サヨナラのチャンス、タ軍ベンチはここでライトを山口から塚本博睦に交代、藤原鉄之助は左飛、笠石に代わる代打大沢清は三振に倒れて試合は延長へと進む。

 中部は9回裏、一死後三村が四球を選んで出塁、トップに返り石田が左前打、金山も左前打で続いて一死満塁、古川は捕邪飛に倒れて二死満塁、ここで小鶴がスリーボールツーストライクから押出し四球を選んでサヨナラ勝ち。コントロールのいい御園生にしては珍しい負け方であった。

 服部受弘は5安打1四球4三振で10回を完投、僅か104球のピッチングで12勝目をマークする。

 タ軍は不運な打球もあったが走塁ミスを重ねた。服部の投球数が示す通り、淡白な攻撃で敗れ去ったのである。

 中部はこれでタ軍に6勝4敗。タ軍が戦後復活初年度に優勝を逃した要因の一つが最下位中部を苦手としたことにある。

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