2021年12月5日日曜日

21年 グレートリングvsゴールドスター 12回戦

9月21日 (土) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 1 0 3 0 0 0 0 5 グ軍 51勝31敗1分 0.622 松川博爾 別所昭 
0 4 2 0 0 0 1 0 X 7 ゴ軍 31勝46敗1分 0.403 江田孝 内藤幸三

勝利投手 江田孝    3勝10敗 
敗戦投手 松川博爾 7勝4敗
セーブ    内藤幸三 1

二塁打 (グ)安井亀和、田川 (ゴ)酒沢、大友

勝利打点 (ゴ)中村信一 3

猛打賞 (ゴ)坪内道則 7


坪内-西沢の名コンビ誕生

 第22節3日目、西宮の第1試合は松川博爾と江田孝の先発で午後1時丁度、金政球審の右手が上がりプレイボール。

 グ軍はこのところ丸山と別所の先発が続いてきたが、松川が8月26日以来の先発。山本監督としてはペナントレースの大詰めで松川にもうひと踏ん張りしてもらいたいところか。

 グ軍は2回表、先頭の堀井が中前打、安井鍵太郎の一塁線ヒットで無死一三塁、阪本政数の遊ゴロが「6-4-3」のゲッツーとなる間に三走堀井がホームに還って1点を先制する。

 ゴ軍は2回裏、先頭の西沢が中前打、早川の三ゴロをサード安井鍵太郎がエラー、辻功が三塁線にヒットして無死満塁、江田が押出し四球を選んで1-1の同点、グ軍はここで松川から別所にスイッチ、しかし中村信一が中前に2点タイムリーを放ち3-1と逆転、一走江田は三塁に進んで無死一三塁、トップに返り坂本勲の遊ゴロが「6-4-3」と渡ってダブルプレー、ところが三走江田は動けず二死三塁、大友が右超えにタイムリー二塁打を放ち4-1とリードを広げる。

 グ軍は3回表、先頭の安井亀和が中越えに二塁打、河西の三ゴロの間に二走安井は三進、田川の一ゴロの間に三走安井が還って2-4とする。

 ゴ軍は3回裏、先頭の坪内が左前打、西沢の三ゴロをサード安井鍵太郎が二塁ベースカバーのセカンド安井亀和に送球するがセーフ、野選が記録されて無死一二塁、早川が投前に送りバントを決めて一死二三塁、辻は四球を選んで一死満塁、江田は三振に倒れて二死満塁、中村が2回に続いて中前に2点タイムリーを放ち6-2と突き放す。

 グ軍は5回表、先頭の宮崎仁郎が四球で出塁、トップに返り安井亀和はライトライナー、宮崎が二盗に成功、河西が四球を選んで一死一二塁、田川の右前打で一死満塁、山本の三ゴロの間に三走宮崎が還って3-6、堀井が中前に2点タイムリーを放ち5-6の1点差として首位の意地を見せる。

 しかしゴ軍は7回裏、先頭の坪内が中前打で出塁すると二盗に成功、キャッチャー筒井の二塁送球が悪送球となって坪内は三進、西沢の左前タイムリーで7-5と突き放す。

 ゴ軍は6回から先発の江田に代わって内藤幸三がリリーフ登板、内藤は4イニングを3安打1四球1三振無失点の好投、今季初セーブをあげる。

 グ軍は松川先発が失敗、リリーフ別所もゴ軍の勢いを止めることはできなかった。

 ゴ軍では中村信一が2打席連続2点タイムリーで4打点をあげる活躍。

 更に、坪内道則が4打数3安打2得点、西沢道夫が4打数2安打1打点の活躍。西沢は坪内に誘われて中部からゴ軍に移籍してきた。西沢は昭和24年に中日に戻るが、一宿一飯の恩義を忘れず今度は坪内を一緒に連れて行くことになる。名コンビ最初の活躍がこの試合であった。

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