2020年11月11日水曜日

21年 グレートリングvs阪急 9回戦

8月11日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 2 0 2 0 4 グ軍 36勝22敗 0.621 別所昭 
0 0 0 0 0 2 0 0 0 2 阪急 36勝30敗 0.545 今西錬太郎

勝利投手 別所昭        9勝5敗
敗戦投手 今西錬太郎 2勝3敗

二塁打 (急)坂井

勝利打点 なし

猛打賞 (急)野口明 4、坂田清春 1


2安打のグ軍が13安打の阪急に勝つ

 第2試合は別所昭と今西錬太郎の先発で午後2時40分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。

 グ軍は初回、二死後田川の当りは遊ゴロ、これをショート上田がエラー、山本一人監督の中前打で二死一二塁、しかし堀井は投ゴロに倒れて無得点。

 阪急は2回裏、二死後野口明が中前打で出塁、坂田清春の右前打で二死一三塁、しかし荒木茂は三振に倒れて無得点。

 阪急は3回裏、先頭の今西が右前打 グ軍は2回、3回、4回と三者凡退。5回は先頭の岡村が四球で歩くが、木村勉の投ゴロが「1-6-3」と渡ってダブルプレー。で出塁、トップに返り山田伝の遊ゴロでランナーが入れ替わり、、山田が二盗を試みるがキャッチャー木村からの送球にタッチアウト。

 阪急は4回裏、二死後野口二郎が三塁に内野安打、野口明が右前打、坂田は四球を選んで二死満塁、しかし荒木は二飛に倒れて無得点。

 阪急は5回裏、一死後山田が左前打で出塁、坂井も中前打で続いて一死一二塁、しかし上田の遊ゴロが「6-4-3」と渡ってダブルプレー。

 5回まで0対0であるがグ軍は1安打、阪急は7安打と圧倒的に阪急が優勢に試合を進める。

 グ軍は6回表、先頭の宮崎仁郎が四球を選んで出塁、トップに返り安井が中前打、河西の投前送りバントを今西がファンブル、犠打とエラーが記録されて無死満塁、次のプレーは珍しい。田川の当りは右前に落ちるが、三走宮崎はハーフウェイからスタートできず、野口二郎からのバックホームで本塁封殺、記録はライトゴロとなって一死満塁、山本の三ゴロは「5-4-3」と転送されるが一塁セーフ、併殺崩れとなって三走安井はホームイン、二走河西も三塁ベースを蹴ってホームに還る好走塁を見せて2点を先制する。

 阪急は6回裏、先頭の青田が二遊間にヒット、野口二郎の三ゴロの間に青田は二進、野口明の中前タイムリーで1-2、センター田川からのバックホームが悪送球となる間に打者走者の野口明は二塁に進み、坂田の右前打で一死一三塁、荒木の遊ゴロ併殺崩れの間に三走野口明が還って2-2の同点とする。

 阪急は7回裏、一死後坂井が左中間に二塁打を放つが、上田は遊ゴロ、青田は捕邪飛に倒れて無得点。

 グ軍は8回表、二死後安井が四球を選ぶと二盗に成功、河西の三ゴロをサード坂井がトンネルする間に二走安井が還って3-2と勝ち越し、バックアップのレフト青田からのバックホームの間に打者走者の河西は二塁に進み、今西の二塁牽制が悪送球となり、バックアップのセンター山田も後逸する間に河西が一気にホームに還って4-2とする。

 阪急は8回裏、二死後坂田が中前打、荒木に代わる代打日比野も中前打を放って二死一二塁、しかし今西は三振に倒れて無得点。9回も三者凡退でゲームセット。

 別所昭は13安打1四球3三振の完投で9勝目をマークする。

 グ軍は2安打で13安打の阪急に快勝した。安井と河西の走塁が勝因である。阪急は5失策を重ねて敗れた。グ軍ではショートの宮崎仁郎が10補殺を記録して無失策であった(チームとしては1失策)。

 勝ったチームが負けたチームより11本安打が少ないのは日本記録の可能性がある。


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