2017年6月7日水曜日

18年 西鉄vs南海 9回戦


9月18日 (土) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 3 0 0 0 2 0 3 9 西鉄 26勝29敗6分 0.473 野口二郎
0 0 4 0 0 0 0 2 0 6 南海 23勝37敗1分 0.383 別所昭 丸山二三雄

勝利投手 野口二郎 15勝10敗
敗戦投手 別所昭     14勝8敗

二塁打 (西)中村民雄、富松、鵜飼 (南)堀井
本塁打 (南)中野 1号、岡村 1号

勝利打点 村瀬秀孝 1

猛打賞 (西)中村民雄 2 (南)岡村俊昭 1


西鉄、下位打線の爆発で10連勝!

 西鉄は初回、一死後濃人渉と野口二郎が連続ストレートの四球で一死一二塁、しかし野口明は右飛、黒沢俊夫は一ゴロに倒れて無得点。

 西鉄は2回、先頭の中村民雄がライトに二塁打、富松信彦がセンター左にヒットを放ち送球の隙を突いて二進して無死二三塁、村瀬秀孝の二ゴロで三走中村民雄がホームを突き、セカンド増田敏がバックホームするが中村民雄は三塁ベースに戻ってセーフ、このプレーで増田に野選が記録され、鵜飼は捕邪飛に倒れて一死満塁、トップに返り中村信一の右前タイムリーで1点を先制する。


 西鉄は3回、先頭の野口明が四球で出塁すると二盗に成功、黒沢も四球を選び、中村民雄も四球で無死満塁、南海ベンチはここで先発の別所昭から二番手・丸山二三雄にスイッチ、その代わりばなを富松が右中間に二塁打、二者還って3-0、一走中村民雄も一旦三塁ベースを回るが三本間に挟まれ「9-4-5-2」と転送されてタッチアウト、打者走者の富松は三塁に進み、村瀬がレフトにタイムリーを放って4-0と大きくリードする。


 南海は3回裏、先頭の長谷川善三が左前打、トップに返り猪子利男は捕邪飛に倒れるが、鈴木芳太郎が四球を選んで一死一二塁、岡村俊昭が中前にタイムリーを放って1-4、なおも続く一死一二塁から四番・中野正雄がレフトスタンドに同点のスリーランホームランを叩き込んで4-4と追い付く。


 西鉄は7回、濃人と野口二郎が連続左前打、野口明の一ゴロが進塁打となって一死二三塁、黒沢が左前に2点タイムリーを放ち6-4とリードを奪う。


 南海は8回裏、先頭の鈴木が三塁に内野安打、岡村がライトスタンドに同点ツーランを叩き込んで6-6と再度追い付く。


 西鉄は9回、先頭の黒沢が左前打で出塁、中村民雄も二遊間にヒット、富松が送りバントを決めて一死二三塁、このチャンスに村瀬が中前に決勝タイムリーを放ち7-6、村瀬が二盗を決めて一死二三塁、鵜飼のレフト線二塁打で二者還り9-6として最終回を迎える。 


 ここまで9安打6失点、被本塁打2本の西鉄戦発・野口二郎は最終回を三者凡退に抑えて完投で15勝目をあげる。


 西鉄は14安打を放つ猛攻を見せ、1引分けを挟んで10連勝。この日は五番以降の下位打線が爆発して、五番・黒沢俊夫が3打数2安打2得点2打点、六番・中村民雄が4打数3安打2得点、七番・富松信彦が3打数2安打1得点2打点、八番・村瀬秀孝が5打数2安打1得点2打点で勝利打点も記録、九番・鵜飼勉は5打数2安打2打点の活躍を見せた。


 南海では岡村俊昭が4打数3安打3打点、中野正雄が4打数2安打3打点1本塁打であった。


 2017年の巨人は1943年の西鉄とは対照的に球団ワーストの12連敗を記録した。




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