6月22日 (火) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 3 0 0 0 3 南海 13勝17敗1分 0.433 長沼要男
0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 阪急 13勝18敗 0.419 天保義夫
勝利投手 長沼要男 1勝2敗
敗戦投手 天保義夫 5勝7敗
二塁打 (急)天保
三塁打 (南)岡村
勝利打点 長沼要男 1
長沼要男、獅子奮迅
南海先発の長沼要男は立ち上がりから快調なピッチングを見せて3回まで阪急打線を無安打に抑え、4回二死後、三木久一に三塁へのヒットを許すが、続く松本泰三を遊ゴロに抑えてここまで無失点。
阪急は5回、先頭の天保義夫がライトに二塁打、中村栄が送って一死三塁、トップに返り上田藤夫は浅い中飛に倒れるが、フランク山田伝が中前に先制タイムリーを放ち1-0とする。
南海は6回、一死後岡村俊昭が四球を選んで出塁、中野正雄は三塁にヒット、八木進は中飛に倒れて二死一二塁、堀井数男に代わる代打別所昭が右前にタイムリーを放って1-1の同点、鈴木芳太郎が四球を選んで二死満塁、ここで長沼が中前に2点タイムリーを放って3-1と勝ち越す。
自らのタイムリーで逆転した長沼要男は終盤粘りのピッチングを見せる。
6回、先頭の池田久之に三塁へのヒットを許すが後続を抑えて無失点。7回、二死後上田に左前打を許し、山田にも四球を与えて二死一二塁、しかし下社邦男を中飛に抑えてこの回も無失点。8回は三者凡退に退ける。
長沼は9回、先頭の松本泰三を中飛に打ち取るが、天保に代わる代打笠石徳五郎に四球を与える。中村の二ゴロでランナーが入れ替わり、トップに返り上田に右前打を打たれて二死一二塁、しかしここも踏ん張り山田を二飛に打ち取りゲームセット。
長沼要男は6安打5四球2三振1失点の完投でプロ入り初勝利を飾る。打っても決勝打を放ち勝利打点を記録する獅子奮迅の活躍であった。プロでは通算4打点に終わることとなる長沼にとって貴重な2点タイムリーであった。
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