今年の千葉県代表は県予選決勝で八千代松蔭を8対7で降して進出してきた市立船橋。
以前は誰もが「いちりつふなばし」と呼んでいましたが、近年のNHKは「しりつふなばし」と発言するようになりました。
確かに、正式には「しりつふなばし」が正解なのですが、NHKには「いちふな」では?の問い合わせが殺到しているようです。
千葉県の強豪校は伝統的に公立校が多く、1974年に全国制覇した銚子商業は県立校で1967年と1975年に全国制覇した習志野は市立校です。
習志野市には県立高校はありませんので「習志野高校」は「ならしの」又は「ならこう」と呼ばれるだけですが、船橋市には「市立船橋」と「県立船橋」がありますので、区別するために地元では「市立船橋」は「いちりつふなばし」又は「いちふな」、「県立船橋」は「ふなこう」と呼ばれています。
市立船橋が甲子園に出るようになって「市立船橋」が全国区になってからも、NHKの中継では地元で呼ばれている「いちりつふなばし」又は「いちふな」と発言されてきましたが、お堅いNHKのこと、近年では正式名称の「しりつふなばし」と発言するようになってから混乱が生じています。
NHKの中継では苦し紛れに「地元では『いちふな』の愛称で呼ばれている『しりつふなばし』」と発言するケースが目立ちます。だったら最初から「いちふな」にすればいいのに(笑)。
本日の中継でもアナウンサーは「地元では『いちふな』の愛称で呼ばれている『しりつふなばし』」とした上で「しりつふなばし」で通そうとしましたが、解説の飯塚智広氏は終始「いちりつふなばし」で通しました。後半はNHKのアナウンサーも諦めたようで「しりつふなばし、いちふな」と呼び方を変えていましたね。だったら最初から「いちふな」にすればいいのに(笑)。
飯塚氏は二松学舎沼南の出身で生粋の千葉県野球人です。「市立船橋」を「しりつふなばし」と呼ぶのは千葉県野球人のDNAが許さないというところでしょうか。市川市真間小学校出身の筆者は中学から東京に通って現在は横浜に住んでいますが、高校野球は千葉県です。「市立船橋」は「いちふな」ですよね(笑)。