2025年10月20日月曜日

22年 金星vs巨人 11回戦

7月27日 (日) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 1 0 3 0 0 0 1 5 金星 23勝39敗1分 0.371 三富恒雄 内藤幸三 
0 0 2 0 0 0 0 0 0 2 巨人 31勝31敗1分 0.500 近藤貞雄

勝利投手 内藤幸三 7勝8敗 
敗戦投手 近藤貞雄 0勝2敗

二塁打 (金)坂本 (巨)小松原、平山、宮下

勝利打点(金)酒沢政夫 6

猛打賞 (金)小前博文 2


酒沢政夫、逆転決勝打

 甲子園の第1試合は三富恒雄と近藤貞雄の先発で午後1時34分、二出川球審の右手が上がりプレイボール。

 金星は3回表、先頭の中村信一が右前打で出塁、一死後坂本勲がレフト線にタイムリー二塁打を放ち1点を先制する。

 巨人は3回裏、一死後小松原博喜がセンター左奥に二塁打、平山菊二がセンター右奥にタイムリー二塁打を放ち1-1の同点、一死後宮下信明が中越えにタイムリー二塁打を放ち2-1と逆転に成功する。

 金星は4回から先発の三富に代えて内藤幸三をマウンドに送る。

 金星は5回表、先頭の小前博文が左前打で出塁、中村の二ゴロをセカンド宮下がエラー、内藤は右飛に倒れるが、坂本が四球を選んで一死満塁、トップに返り酒沢政夫が中前に逆転の2点タイムリーを放ち3-2、一走坂本は三塁に進んで一死一三塁、大友一明の遊ゴロの間に三走坂本が還って4-2とリードする。

 金星は9回表、二死後小前が左前打で出塁、中村のゴロで抜ける中前打をセンター呉新亨が後逸する間に一走小前が還って5-2とリードを広げる。

 リリーフ内藤は6イニングを無失点に抑えて7勝目をマークする。

 巨人は初回、敵失と2四球で二死満塁のチャンスを迎えたが中島治康が二ゴロに倒れて無得点。中島はこの試合まで48打数7安打、打率1割4分6厘で出場も少ない。6月初旬には事実上監督も解任され、巨人不振の一因になっていた。このところチーム状態は上向いてきたが、2連敗で貯金を使い果たし勝率は5割となった。3回に3本の二塁打で一時は逆転したがあっさりと逆転負け。

 地味な酒沢政夫が6個目の勝利打点とは意外だが、6個のうち内野ゴロによるものが1個、スクイズが1個、押出し四球が1個と渋さは変わらない。この日は会心の逆転タイムリーであった。

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