0 1 0 0 0 0 0 0 2 3 南海 33勝28敗3分 0.541 別所昭
0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 阪急 30勝34敗2分 0.469 今西錬太郎
勝利投手 別所昭 18勝10敗
敗戦投手 今西錬太郎 14勝7敗
二塁打 (南)堀井、飯田 (急)日比野
勝利打点(南)坂田清春 2
猛打賞 (南)飯田徳治 4
別所が今西に投げ勝ちハーラートップ
第16節初日、西宮の第1試合は別所昭と今西錬太郎の先発で午後1時33分、二出川球審の右手が上がりプレイボール。
今節から地方巡業が始まるが、南海と阪急は残留組で5試合を行うことになる。
南海は2回表、一死後飯田徳治が左前打で出塁、堀井数男が三塁線を破る二塁打を放って一死二三塁、別所は四球で一死満塁、坂田清春の左犠飛で1点を先制する。
阪急は4回裏、一死後坂元義一が左前打で出塁、日比野武のライト線タイムリー二塁打で1-1の同点に追い付く。
中盤から後半は別所と今西の投げ合いが続いて試合は同点のまま最終回へ。
南海は9回表、先頭の山本一人監督が中前打で出塁、一死後堀井の右前打で一三塁、堀井が二盗を決め、別所はこの試合3個目の四球で歩かされて一死満塁、ここで坂田が二前にプッシュバント、これがタイムリー内野安打となって2-1と勝越し、小林悟楼の一ゴロの間に三走堀井が還って3-1とする。
別所昭は最終回も2三振を奪う力投、7安打1四球6三振の完投で17勝目をマークする。
別所、今西の新時代エース同士の対決は別所が投げ勝ち、ハーラートップ独走態勢を築くことになった。
坂田清春が先制の犠牲フライと決勝のスクイズバントを見せる活躍。
坂田の決勝スクイズが何故プッシュバントだと分かるかについて解説しよう。プロ野球が採用している慶應式スコアカードには打球方向が記載される。坂田の記録は二塁へのゴロでバントを表す「BN」と内野安打を示す二重線が記されている。これは二塁前へのスクイズバントがタイムリー内野安打になったことを示しているため、二前プッシュバントと判断した。
*9回表、坂田清春が二前にプッシュバントスクイズを決めた場面。拡大鏡を使わないと見えないが、バントを表す「BN」と内野安打を示す二重線が記されている。
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