2025年10月22日水曜日

22年 南海vs大阪 8回戦

7月27日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 0 0 0 1 0 0 0 0  1  南海 32勝27敗3分 0.542 丸山二三雄 松川博爾 山本一人 中谷信夫 
4 3 3 0 0 5 0 0 X 15 大阪 43勝19敗1分 0.694 若林忠志 野崎泰一

勝利投手 若林忠志   13勝6敗 
敗戦投手 丸山二三雄 8勝7敗

二塁打 (南)飯田2 (大)藤村、富樫2、土井垣
三塁打 (大)呉、本堂
本塁打 (大)土井垣武 1号

勝利打点(大)藤村富美男 7

猛打賞 (大)呉昌征 6、富樫淳 3、本堂保次 3 


山本一人、プロ入り初登板

 後楽園の第2試合は丸山二三雄と若林忠志の先発で午後3時14分、島球審の右手が上がりプレイボール。

 大阪は初回、先頭の呉昌征が右中間に三塁打を放って口火を切り、金田正泰と富樫淳は連続ストレートの四球で無死満塁、藤村富美男がライトに2点タイムリー二塁打を放ち2-0、土井垣武の遊ゴロの間に三走富樫が還って3-0、本堂保次が中前にタイムリーを放ち4-0とする。南海ベンチは早くも先発の丸山から松川博爾にスイッチ。

 大阪は2回裏、先頭の呉昌征が中前打で出塁、金田も中前打で続いて無死一二塁、富樫がレフト線にタイムリー二塁打を放ち5-0、南海はここで松川を下げてサードの山本一人監督がマウンドに上がり、藤村の強烈な当りはサードライナーとなって山本に代わってサードに入った朝井昇がキャッチしてからベースを踏んでダブルプレー、二死二塁となって土井垣が左中間スタンドに第1号ツーランを叩き込んで7-0、続く本堂も右中間に三塁打、玉置玉一は二ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。

 南海は3回から山本がサードに戻って中谷信夫がマウンドに上がる。山本は1イニングだけの登板だった。

 大阪は3回裏、先頭の長谷川善三が四球で出塁、若林は左前打、トップに返り呉は三前にバントヒットで無死満塁、金田の一塁線ドラッグバントがタイムリー内野安打になって8-0、富樫が左前に2点タイムリーを放ち3回で10対0と大きくリードする。

 南海は5回表、先頭の飯田徳治が遊失で出塁、一死後中谷の右前打で一三塁、坂田清春の中犠飛で1点を返す。

 大阪は6回裏、先頭の藤村が三遊間にヒット、土井垣が左中間にタイムリー二塁打を放ち11-1、本堂のライト線ヒットで無死一三塁、玉置玉一の中犠飛で12-1、一走本堂もタッチアップから二塁に進み、長谷川の二ゴロの間に本堂は三進、若林の左前タイムリーで13-1、トップに返り呉は四球で二死一二塁、金田の二ゴロをセカンド安井亀和が失して二死満塁、富樫のライト線2点タイムリー二塁打で15-1とする。富樫はこれで5打点。

 若林忠志は7回で降板するが4安打2四球2三振1失点、自責点ゼロの余裕の投球で13勝目をマーク、リリーフの野崎泰一が2イニングを無失点に抑えた。

 山本一人監督が鶴岡時代を含めてプロでは唯一となる登板となった。1イニングを投げて2安打、被本塁打1本、無四球無三振、失点1、自責点1の成績で、生涯通産防御率は9.00となった。

 土井垣武は鶴岡から本塁打を打った唯一の打者となり、本堂保次は鶴岡から三塁打を打った唯一の打者となったのである。

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