2019年7月27日土曜日

昭和20年 東西対抗 第3戦


12月1日 (土) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 3 0 0 0 0 0 3 6 東軍 1勝2敗 0.333 森井茂
1 0 2 2 2 0 1 1 X 9 西軍 2勝1敗 0.667 丸山二三男

勝利投手 丸山二三雄 1勝0敗
敗戦投手 森井茂        0勝1敗 

二塁打 (巨)三好主、(急)下社邦男、(近)丸山二三男、(神)呉昌征
三塁打 (セ)大下弘
本塁打 (セ)大下弘 1号

猛打賞 東軍(セ)大下弘 2 西軍(近)丸山二三男


大下弘、6打点

 西軍は初回、四球と東軍サード三好主のエラーなどで1点を先制する。

 東軍は3回表、森井茂のヒット、西軍サード藤村冨美男のエラーと四球で満塁とし、大下弘がライト後方に走者一掃の三塁打を放ち3-1と逆転に成功する。


 西軍は3回裏、丸山二三男、上田藤夫が連続ヒット、呉昌征と藤村は倒れるが、本堂保次と野口明が連打して3-3の同点に追い付く。


 西軍は4回裏、土井垣武、下社、丸山のヒットで2点を加えて5-3とリード、5回裏には野口明、土井垣のヒットなどで2点を加えて7-3と引き離す。


 西軍は7回、8回にも1点ずつを加えて9-3と大きくリードを広げて試合は9回に進む。


 東軍は9日表、森井に代わる代打白木義一郎がヒット、古川清蔵もヒットを放ち二走者を置いて、大下が右翼観覧席にスリーランホームランを叩き込んで6-9と反撃するがここまで。


 11月25日の対全桐生戦でも本塁打を放った大下弘がこの日もライトスタンドに叩き込んだ。プロ野球同士の試合ではこの一発が初本塁打となる。試合は敗れたものの、大下は東軍の全6打点を叩き出した。

 この試合の勝利投手・丸山二三男は、昭和21年には25勝をあげることとなる。


*参照「体育週報」
この試合の実況中継はスコアカードを解読したものではなく、「体育週報」の記載を参照したもので、事実と異なる可能性があります。



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