昭和20年秋、同志社大学野球部は、復員してきた徳網茂が中心となって今出川グラウンドで練習を開始。蔦文也、櫟信平など後にプロ入りするメンバーが集結する。時期ははっきりしないが、立命館大学とのオープン戦は6対4、5対3で連勝した。
同じ頃、関西大学野球部は、OBの西村正夫の誘いで、戦争の被害がなかった西宮球場で、阪急軍との合同練習に参加し、天保義夫や今西錬太郎らと共に汗を流した。米軍チームとの試合も西宮球場で行われたのである。
ステートサイドパークで全早慶戦が行われた同日に、西宮球場では京阪神三都対抗リーグ戦が行われた。記録に残る試合は以下のとおり。
11月18日 (日) 西宮球場 京阪神三都対抗リーグ
全大阪vs全神戸
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 2 0 1 0 0 0 0 0 5 全大阪 0勝1敗
0 0 1 4 0 0 2 3 X 10 全神戸 1勝0敗
全大阪vs全京都
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 全大阪 0勝1敗1分
0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 全京都 0勝0敗1分
全神戸vs全京都
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
0 0 0 0 0 0 2 0 0 3 5 全神戸 2勝0敗
0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 2 全京都 0勝1敗1分
11月23日 (金) 西宮球場
全大阪vs大学OB
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 1 0 1 1 0 3 全大阪 0勝1敗
0 0 2 0 0 0 0 3 X 5 大学OB 1勝0敗
全京都vs大学OB
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 1 2 3 全京都 0勝1敗
0 0 2 0 0 3 0 0 X 5 大学OB 2勝0敗
11月25日 (日) 西宮球場 東西六大学OB戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
4 0 0 0 5 2 0 0 1 12 関西OB 1勝0敗
0 4 2 0 2 0 0 0 0 8 関東OB 0勝1敗
この他にも、京都一商グラウンドで三都対抗リーク戦が行われた模様である。
*参照「同志社大学野球部史」、「関西大学野球部史」、「体育週報」。
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