7月30日 (土) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 産業 10勝17敗1分 0.370 野口正明
0 1 1 0 3 0 0 0 X 5 朝日 8勝18敗1分 0.308 松尾幸造
勝利投手 内藤幸三 7勝7敗
敗戦投手 野口正明 4勝4敗
二塁打 (産)藤原 (朝)仁木
三塁打 (朝)内藤
勝利打点 桜沢三郎 1
猛打賞 (朝)仁木安 2
内藤幸三、力で捻じ伏せる
朝日は金光彬夫がプロ入り初めてスタメンマスクを被り四番キャッチャー。実は、筆者も高校3年の時は四番キャッチャーでした。神奈川軟式ですが(笑)。
朝日は2回、その金光が3球ファウルで粘った末四球を選んで出塁、菊矢吉男は中飛に倒れるが、内藤幸三も四球、仁木安が三前にバントヒットを決めて一死満塁、田端美夫は一飛に倒れるが、桜沢三郎が押出し四球を選んで1点を先制する。
朝日は3回、先頭の酒沢政夫がセーフティバントを試みるが投ゴロ一塁アウト、坪内道則が左前打で出塁、金光は左飛に倒れるが、坪内が二盗に成功、菊矢がレフト線にタイムリーを放って2-0とする。
朝日は5回、先頭の田中豊一の当りは二ゴロ、これをセカンド小坂三郎がエラー、田中が二盗を決め、酒沢は右飛に倒れて一死二塁、坪内が中前にタイムリーを放って3-0、坪内が二盗を決め、金光は左飛に倒れるが、菊矢が左前にタイムリーを放って4-0、内藤が右越えに三塁打を放って5-0と大きくリードする。
産業は9回、一死後金山次郎がセンター前にクリーンヒット、藤原鉄之助がライト線に二塁打を放って一死二三塁、野口正明の当りはピッチャーライナー、捕球したピッチャー内藤が二塁に送球するが悪送球、この間に三走金山が生還して1-5とするが反撃もここまで。
内藤幸三は自らのエラーで完封を逃したものの、4安打3四球7三振、自責点ゼロの完投で7勝目をあげる。
朝日守備陣は補殺が3個のみ、すなわち、遊ゴロが2個と投ゴロが1個のみ。三振が7個で残りの17個のアウトの内訳は、遊飛が4個、二飛が1個、三飛が1個、一邪飛が1個、投直が1個、捕邪飛が1個、中飛が3個、右飛が4個、右直が1個。
アウトの大半をフライが占めており、この記録は内藤幸三の球威が優れていたことを物語っている。産業打線では左打者は松尾幸造だけで右打者が多かったが、左飛がゼロであったことからも内藤の球の力が優っていたことを示している。
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