2019年1月15日火曜日

19年 巨人vs産業 7回戦


7月24日 (月) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 4 0 2 0 0 0 0 0 6 巨人 14勝9敗2分 0.609 近藤貞雄 藤本英雄
0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 産業 10勝14敗1分 0.417 森井茂 井上嘉弘

勝利投手 近藤貞雄 2勝3敗
敗戦投手 森井茂    5勝11敗

二塁打 (巨)近藤、黒沢、宮下、渡部 (産)小坂
本塁打 (巨)佐藤 1号

勝利打点 なし

巨人、下位打線の爆発で連敗ストップ

 産業は初回、先頭の小坂三郎が右中間に二塁打、藤野美登は四球、加藤正二も四球を選んで無死満塁、巨人ベンチはここでセンターの藤本英雄をマウンドに呼び、先発の近藤貞雄をセンターに回す。続く金山次郎は三振、藤原鉄之助の三ゴロはサード宮下信明からキャッチャー川畑博、更にファースト佐藤武夫と転送されて「5-2-3」のゲッツー、無得点に終わる。

 巨人は2回、一死後センターに回った近藤が左中間に二塁打、杉江繁雄が四球を選んで一死一二塁、佐藤武夫もストレートの四球、この4球目、キャッチャー藤原からの一塁牽制をファースト松尾幸造が後逸する間に三塁に歩きかけた二走近藤が生還して1点を先制、バックアップのライト藤野からの送球を内藤が又も後逸、二塁に進んでいた一走杉江もホームに還って2-0、この間打者走者の佐藤は一塁にストップ、鈍足の佐藤とは言え、ライトがかなり前で守っていたことがうかがえるシーンである。続く宮下が中前打を放って一死一二塁、渡部弘は遊飛に倒れるが、トップに返り黒沢俊夫が右中間を破る間に二走佐藤に続いて一走宮下も還って4-0、黒沢は二塁ベースを蹴って三塁に向かうが、「9-6-5」と転送されてタッチアウト、記録は2点タイムリー二塁打。


 リードを奪った巨人は、2回頭からセンターの近藤をマウンドに呼び戻し、藤本が再度センターに入る。


 産業は2回、一死後井上嘉弘が中前打を放って出塁、しかし大沢紀三男の遊ゴロが「6-4-3」と渡ってダブルプレー。


 産業は3回、先頭の森井茂が左前打で出塁、トップに返り小坂の三ゴロで森井は二封、藤野が右前打を放って一死一二塁、加藤の三ゴロをサード宮下が三塁ベースを踏んでから一塁に送球してゲッツー。


 巨人は4回、二死後七番佐藤がレフトスタンドにホームランを叩き込んで5-0、続く八番宮下がライト線に二塁打、九番渡部もレフト線に二塁打を放って6-0と突き放す。


 近藤貞雄は4回まで5安打を許すが6回以降無安打ピッチング、完投勝利ではなかったが今季2勝目をマークする。


 巨人は6連敗でストップ。今季の巨人低迷は須田博の軽井沢幽閉が大きいのは事実であるが、下位打線の低迷も大きな要因である。この試合は七番佐藤武夫が3打数1安打1本塁打、八番宮下信明が3打数2安打2得点二塁打1本、九番渡部弘が4打数2安打1打点二塁打1本の活躍を見せた。守備でもサード宮下とセカンド渡部が好守を見せて初回から3回まで3イニング連続併殺を記録した。


 

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