2018年8月7日火曜日

甲子園100回シリーズ その2「ダイブ」


 3日目の始球式は定岡正二氏。

 甲子園史上最高の名勝負と多くの方が語り継ぐゲームが1974年夏の大会準々決勝「鹿児島実業vs東海大相模」戦です。

 延長15回の激闘を5対4で制した鹿実のエースが定岡でした。相模は原、津末、村中の1年生トリオが大活躍して勝ち進んできました。

 この試合が「史上最高の名勝負」と言われる大きな要因が延長12回裏に飛び出した「大ファインプレー」。二死二塁で打者原雅美の打球が右前に落ちたと見られた瞬間、セカンド中村孝が打球に食らい付くダイビングキャッチ。

 準決勝に進んだ鹿実はエース定岡が試合途中に腕を故障、リリーフの堂園弟も好投を続けましたが、9回裏一死二塁の場面で二塁牽制がセンターに抜け、センターが後逸する間に二走が還ってサヨナラ負け。試合終了の挨拶から、腕を白い包帯で吊った定岡が泣きじゃくるセンターの肩を抱いてベンチに戻ってきたシーンが印象的でした。

*写真はアサヒグラフより。甲子園史上最高のファインプレーと言われる中村孝のダイビングキャッチ。中村さんは現在、八王子リトルシニアのコーチをされています。私がこのプレーについてブログに書いた記事が八王子リトルシニアの目に留まり、八王子リトルシニアのホームページで中村孝コーチを紹介するページに採用されていますにのでご覧ください。その関係で、当時の貴重な証言を中村さんから直接聞かせていただきました。
肖像権等に抵触するのであれば削除させていただきます。




 

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