2018年8月14日火曜日

甲子園100回シリーズ その7「サウスポー」


 9日目の始球式は坂本圭一氏。坂本氏は初日の開会式前のNHKにゲスト出演されてバンビ特集をお届けしましたので、ここでは決勝で敗れた東洋大姫路の剛腕・松本正志投手を中心に「サウスポー」特集。

 甲子園を沸かせた好投手は数多くいますが、意外と左腕は少ない。レジェンド始球式に登場する18人のうち、投手は14人ですが左腕はゼロ。江夏が甲子園に出ておらず、鈴木もセンバツ初戦で敗退していることが大きな要因でしょう。近年では相模の小笠原、桐光の松井裕樹がいますが。

 工藤はカーブが特徴でした。当時のインタビューで「甲子園に来て突然カーブが落ちるようになった」などと答えていましたが、如何にも周りを煙に巻く工藤らしいコメントでしたね。力では東邦の近藤がNo1でしょうか。

 「その剛腕で優勝旗をもぎ取った」という点では愛甲、松本、小笠原になると思いますが、愛甲は打撃がより印象的、小笠原は二枚エースの時代ですから比較は難しい。この点では松本がNo1ではないでしょうか。

 74年から千葉・千葉・東京と関東勢が三連覇しましたが、77年の関東勢はレベルが低く、剛腕・松本を擁する東洋大姫路が優勝候補筆頭で、実力通り優勝しました。唯一の弱点はコントロールに難があるところで、鉾田一高の戸田投手と似たタイプでしたね。

*アサヒグラフより。剛腕・松本。

 

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