7月24日 (土) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 計
2 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 3 南海 17勝28敗1分 0.378 別所昭
0 0 0 0 0 2 0 0 1 0 0 1X 4 名軍 27勝15敗4分 0.643 西沢道夫 石丸進一
勝利投手 石丸進一 10勝3敗
敗戦投手 別所昭 11勝13敗
二塁打 (名)小鶴2
勝利打点 吉田猪佐喜 7
小鶴誠、二塁打2本
名古屋は打撃好調の金山次郎を一番に起用。金山はプロ入り初のスタメン一番となり、昭和18年の名古屋はこの試合以外は全てスタメン一番は石丸藤吉であり、唯一の例外がこの試合となる。
南海は初回、先頭の猪子利男の遊ゴロをショート金山がエラー、続く岡村俊昭が左前打、レフト吉田猪佐喜が打球を弾く間に二塁に達していた猪子は三塁に進み、岡村も二盗を決めて無死二三塁、中野正雄は三振に倒れ、堀井数男はストレートの四球で一死満塁、別所昭が右前に2点タイムリーを放ち2-0とする。
先制打を放った別所は投げても絶好調で5回まで無安打2四球無失点のピッチング。
名古屋は6回、一死後金山が三前にチーム初ヒットとなるセーフティバントを決めて出塁、ワイルドピッチで金山が二進、古川清蔵は右飛に倒れるが、小鶴誠が左中間に二塁打を放って1-2、吉田の中飛をセンター猪子が落球する間に二走小鶴が還って2-2の同点に追い付く。
名古屋先発の西沢道夫は3回まで5安打を許したが、4回~8回は無安打ピッチング。
南海は9回表、一死後増田敏の当りは遊ゴロ、これをショート金山が一塁に悪送球して増田は二塁に進み、トップに返り猪子の打席で増田が三盗に成功、猪子が中前にタイムリーを放って3-2と勝ち越す。
名古屋は9回裏、芳賀直一、藤原鉄之助が連続四球、野口正明に代わる代打桝嘉一が送りバントを決めて一死二三塁、西沢の三ゴロで三走芳賀が本塁突入を敢行するが、サード鈴木芳太郎からのバックホームにタッチアウト、二死二三塁となってトップに返り金山がサードに同点タイムリー内野安打を放ち3-3として延長戦に突入する。
名古屋は10回から二番手としてエース石丸進一を投入。石丸は期待に応えて12回まで南海を無安打に抑える。
名古屋は12回裏、一死後古川が四球を選んで出塁、小鶴が三塁線を破る二塁打を放って一死二三塁、吉田の二ゴロの間に三走古川が生還、名古屋がサヨナラ勝ち。
石丸進一は3イニングを無安打2四球2三振無失点に抑え、10勝目をマークする。
試合途中、避難訓練のため8分間試合が中断した。
0 件のコメント:
コメントを投稿