7月18日 (日) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 西鉄 14勝27敗4分 0.341 重松通雄 近藤貞雄
0 0 0 0 0 0 0 0 3X 3 巨人 26勝17敗2分 0.605 藤本英雄
勝利投手 藤本英雄 15勝6敗
敗戦投手 近藤貞雄 0勝2敗
二塁打 (巨)青田
勝利打点 白石敏男 3
巨人、逆転サヨナラ勝ち
巨人は7月16日の朝日戦で4安打完封した藤本英雄が中一日で先発、西鉄は下手投げ速球派の重松通雄で応戦する。
藤本は8回まで5四球を出しながら無安打無失点ピッチング。
一方、重松は毎回のように走者を出しながら巨人の拙攻にも助けられて8回まで無失点。初回は先頭の呉昌征を四球で出し、盗塁とキャッチャー悪送球でいきなり無死三塁のピンチを迎えるが、白石敏男の三ゴロに呉が飛び出して三本間に挟まれタッチアウト。2回も先頭の小暮力三に四球から二盗を決められるが後続なし。4回も先頭の青田昇に中前打から二盗を許し、一死後藤本に四球を与えて一死一二塁、多田文久三の三ゴロをサード中村信一は二塁に送球、この時三塁に達していた二走青田が本塁に突っ込むと、セカンド鵜飼勉はホームに送球して青田を刺し、「5-4-2」のダブルプレーを完成させる。苅田久徳以外にこれをやった二塁手は記憶にありません。6回も先頭の白石を四球で歩かせるがキャッチャー佐藤武夫が白石の二盗を刺す。
西鉄は9回表、先頭の野口明が四球で出塁、佐藤の投ゴロをピッチャー藤本が二塁に悪送球して無死一三塁、野口二郎は歩かせて無死満塁、山田秀夫に代わる代打北浦三男は浅い左飛に倒れて一死満塁、重松が左前に先制タイムリーを放って1-0と均衡を破り、鵜飼は遊飛に倒れて二死満塁、トップに返り中村が三前にタイムリーバントヒットを決めて2-0とする。
巨人は9回裏、先頭の青田が右中間に二塁打、小暮力三が右前にタイムリーを放って1-2、代走に林清光を起用、藤本が四球を選んで無死一二塁、西鉄ベンチはここで重松から近藤貞雄にスイッチ、多田が送りバントを決めて一死二三塁、小池繁雄に代わる代打伊藤健太郎の三ゴロをサード中村がエラーする間に三走林が還って2-2の同点、坂本茂に代わる代打沢村栄治 が流し打った三ゴロをサード中村が本塁に送球して三走藤本は本封、トップに返り呉の三塁内野安打で二死満塁、白石がサヨナラの押出し四球を選んで巨人が逆転サヨナラ勝ち。
8回までノーヒットノーランを続けていた藤本英雄は2安打7四球4三振の完投で15勝目をあげる。
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