2022年10月1日土曜日

21年 阪急vsタイガース 15回戦

10月20日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 4 0 0 2 0 3 9 阪急 49勝50敗1分 0.495 今西錬太郎 野口二郎 
0 1 0 2 0 0 0 0 0 3 タ軍 55勝41敗 0.573 御園生崇男 若林忠志

勝利投手 野口二郎     12勝14敗 
敗戦投手 御園生崇男 10勝8敗

二塁打 (急)野口明 (タ)藤村
三塁打 (急)野口明 (タ)土井垣

勝利打点(急)上田藤夫 6

猛打賞 (急)野口明(4安打)6


野口二郎、27試合連続ヒット

 後楽園の第2試合は今西錬太郎と御園生崇男の先発で午後2時43分、島球審の右手が上がりプレイボール。

 タ軍は2回裏、先頭の藤村富美男監督が右中間に二塁打、土井垣武のライト線タイムリーで1点を先制する。

 阪急は4回表、先頭の野口二郎が四球で出塁、野口明は左前打、日比野武が送りバントを決めて一死二三塁、このチャンスに上田藤夫がライト線に逆転の2点タイムリーを放ち2-1、今西は二遊間ヒット、荒木茂の三ゴロはサード藤村がベースを踏んで二死一二塁、トップに返り山田伝の左前打で二死満塁、坂井豊司が右前に2点タイムリーを放ち4-1とリードを広げる。

 タ軍は4回裏、先頭の本堂保次が二遊間にヒット、藤村も右前打で続くが、本堂は三塁に走ってライト野口二郎からの好返球にタッチアウト、しかし土井垣が右中間にタイムリー三塁打を放ち2-4、宮崎剛も右前にタイムリーを放ち3-4と1点差、阪急ベンチはここで先発の今西を下げてライトの野口二郎をマウンドに上げて後続を抑える。

 阪急は7回表、一死後打席にはここまで無安打で第4打席を迎えた野口二郎、ここで左前打を放ち27試合連続ヒット、二死後日比野が中前打、上田は死球を受けて二死満塁、鳥居兵治に代わる代打大平茂が押出し四球を選んで5-3、荒木茂の三前タイムリー内野安打で6-3と突き放す。

 阪急は9回表、先頭の野口明が左中間深く三塁打、日比野が中前にタイムリーを放ち7-3、代走に田中幸男を起用、上田の一ゴロをファースト本堂が二塁に送球するがセーフ、野選が記録されて無死一二塁、鈍足の日比野だったらどうであったか、大平が右前にタイムリーを放ち8-3、荒木は三ゴロに倒れるが、トップに返り山田が四球を選んで一死満塁、坂井の三ゴロ併殺崩れの間に三走上田が還って9-3として試合を決める。

 リリーフの野口二郎は5回3分の2を無失点に抑えて12勝目をマーク。連続試合安打記録を「27」まで伸ばしたが、本人がこの時意識していたかは不明。野口の連続安打記録が判明するのは後年のこととなる。

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