第16節はグ軍、阪急、ゴ軍、中部の4チームが5試合ずつ。第17節は前記4チームが九州遠征の3試合、残りの4チームが4試合という変則開催であったため、第16節・17節を合算して表彰対象とする。
週間MVP
投手部門
ゴールドスター 内藤幸三 2
4勝0敗。3完投と好リリーフによるもの。ゴ軍4勝の全てで勝利投手となり、3勝をマークした溝部、松川、丸山を抑えて今季2度目の受賞。
打撃部門
グレートリング 岡村俊昭 1
29打数10安打4得点11打点。V打2個、並列の殊勲打2個。断トツの打点数で有効打も多く、第16節・17節で8連勝のチームを引っ張った。
殊勲賞
阪急 荒木茂 1
33打数6安打と打率は低いが6得点8打点、V打1個の活躍。
グ軍 松川博爾 1
3勝0敗2完封でグ軍8連勝に貢献して週間MVP有力候補であったが、相手は全てゴ軍という点がマイナス材料。グ軍は上位チームには丸山と別所を当てている。
阪急 坂田清春 2
17打数8安打4得点4打点。日比野との併用で8試合中5試合の出場であるが、V打2個、猛打賞1回と内容が素晴らしい。その日比野も19打数7安打3得点4打点の活躍。選手層の薄いこの時代にキャッチャーを2枚使えるのは心強い。後に全盛期を迎える近鉄が梨田と有田を併用することになる。
パ軍 松井信勝 1
8月17日の巨人戦で決勝本塁打。
阪急 山田伝 1
37打数13安打6得点7打点、6四球。
敢闘賞
グ軍 田川豊 2
35打数14安打6得点6打点。
ゴ軍 坪内道則 3
33打数11安打5得点5打点。
グ軍 丸山二三雄 2
3勝0敗1完封。
阪急 坂井豊司 2
31打数12安打6得点4打点、6四球。
巨人 山田潔 1
16打数7安打2得点2打点、二塁打3本。打撃が弱いと言われるが、今節は巨人ではNo1の打撃ぶりであった。
技能賞
セ軍 熊耳武彦 1
8月19日の巨人戦で犠飛2本。
阪急 溝部武夫 1
3勝0敗。前節の週間MVPに続いての受賞。ここまで5勝0敗。
セ軍 野村清 1
一リーグ時代唯一の勝利。
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