2018年4月28日土曜日

19年 阪急vs阪神 3回戦


5月8日 (月) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 4 0 0 0 0 0 0 4 阪急 5勝5敗 0.500 大平茂 髙橋敏 木暮英路
0 0 4 4 0 0 0 1 X 9 阪神 8勝3敗1分 0.727 若林忠志
 
勝利投手 若林忠志 6勝2敗
敗戦投手 大平茂     3勝2敗

三塁打 (急)野口明 (神)武智

勝利打点 御園生崇男 2

猛打賞 (神)小林英一 1


小林英一が猛打賞

 1回、2回と三者凡退に終わった阪急は3回、先頭の遠山晴富が中前打で出塁、榎並達郎も中前打を放って無死一二塁、伊藤健一の一前送りバントをファースト御園生崇男が三塁に送球して二走遠山は三封、トップに返り坂田清春の一ゴロを今度は御園生が二塁に悪送球して一死満塁、上田藤夫の三ゴロで三走榎並は本封されて二死満塁、ここで野口明が右越えに走者一掃の三塁打を放って3点を先制、髙橋敏が左前にタイムリーを放ち4-0とリードする。

 阪神は3回裏、先頭の小林英一が中前打で出塁、武智修が右中間に三塁打を放って1-4と追い上げ開始、トップに返り塚本博睦の左前タイムリーで2-4、金田正泰が四球を選んで無死一二塁、阪急ベンチはここで先発の大平茂をライトに回してライトの高橋がマウンドに上がり、御園生が送りバントを決めて一死二三塁、藤村冨美男はストレートの四球で一死満塁、門前真佐人が押出し四球を選んで3-4、若林忠志が投前にスクイズを決めて4-4の同点に追い付く。

 阪急は4回の守備から再びライトの大平をマウンドに戻し、高橋もライトに戻る。

 阪神は4回、3回に続いて先頭の小林が中前打で出塁、武智は左邪飛に倒れて一死一塁、トップに返り塚本はストレートの四球を選んで一死一二塁、金田の三前バントが内野安打となって一死満塁、ここで御園生が投前にスクイズ、ピッチャー高橋はホームトスするが三走小林の足が早くセーフ、更にキャッチャー坂田が間に合わない一塁に送球するとこれが悪送球となって二走塚本までホームインして6-4と逆転に成功、一走金田は三塁に、打者走者の御園生は二塁に進み、犠打と野選とエラーがが記録されて一死二三塁、藤村の中前タイムリーで7-4、阪急ベンチはここで大平からプロ入り初登板となる木暮英路にスイッチ、門前も三塁にタイムリーを放って8-4と大きくリードする。

 小暮は5回、6回を無失点で切り抜け、阪急は7回から再びライトの高橋をマウンドに送り、ライトには三木久一が入る。

 阪神は8回、一死後武智が中前打で出塁、トップに返り塚本の中飛をセンター山田伝が落球して一死二三塁、金田の一ゴロの間に三走武智が還って9-4として試合を決める。

 若林忠志は9安打3四球4三振の完投で6勝目をマークしてハーラー独走態勢を固める。

 阪神の2回、3回の得点は何れも先頭の八番打者・小林英一の中前打から始まったもので小林は4打数3安打2得点と猛打賞を記録、九番武智修も4打数2安打2得点1打点、三塁打1本の活躍を見せた。

 

2 件のコメント:

  1. 初登板した木暮英路は巨人の木暮力三の実弟です。この選手が昭和生まれで最初の選手だったはずです(昭和2年1月30日生)。

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    1. そのようですね。
      桐生で木暮と言えば、1978年に春夏甲子園に出場した桐生高校の木暮洋ですね。小暮は早大に進んで神宮でも活躍しましたが、同期の阿久沢は群馬大学で準硬式野球部に所属しました。今でも阿久沢を高校野球史上最高のスラッガーと呼ぶ人が多い。阿久沢とは2年違いで、私が準硬式野球部時代にうちの大学のグラウンドで試合をしたことがあります。

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